かつてミラノに、懐かしくも奇妙な一軒の本屋があった。<br />そこに出入りするのもまた、懐かしくも奇妙な人びとだった。<br />女流文学賞受賞の筆者が流麗に描くイタリアの人と町。<br />(解説・松山巖)※この電子書籍は1995年11月に刊行された文春文庫を底本としています。<br />