作者一三歳から四〇年に及ぶ平安時代の日記。<br />東国から京へ上り、恋焦がれていた物語を読みふけった少女時代、晩い結婚、夫との死別、その後の侘しい生活。<br />ついに憧れを手にすることのなかった一生の回想録。<br />