虎山に入る
子供の心に息づく野生、諏訪湖から溢れ出す縄文の豊穣、そして著者が出会った思想家たちへのレクイエム――。
縄文と現代を結ぶ思考の稜線思想家・中沢新一、新作論集!自分のやろうとしていることは、いまの知的世界の中ではまだ認められていないものであるので、とうてい知略を用いなければ逆境を突破することはできまいという認識が、若い私にはあった。
その予想はみごとに当たって、私は数多くの困難に直面したが、そのたびに『虎山を智取する』の言葉を思い出して自分を奮い立たせた。
──「序」より【目次】* 天使の心、悪魔の心* 冒険者たちへのレクイエム* 日本思想のリレイヤー* 天竜川という宝庫* エネルゴロジーについて
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