しがない営業マンである祐輝は四年前の恋人、藤枝のことを忘れようと決心した矢先に、偶然、彼と再会してしまう。<br />御曹司でエリートだった彼は、今はカフェのマスターとなっていて、離婚歴がある。<br />結婚するからとあっさり祐輝を捨てた彼のことは、憎んでも憎みきれない。<br />けれども、忘れられない気持ちもあった。<br />やがて、祐輝は彼に三歳の息子がいることを知らされる。<br />