亡き両親の残した薔薇園をつぶさない代わりに、隣国の王子の庭で新種の薔薇を育て、なおかつ王子の側仕えとして働くことになったリンジー。<br />街の暴漢から自分を助けてくれ、常にやさしい王子に絶対的な信頼をもって敬愛しているリンジーは、王子にいやらしい下心があるなんて夢にも思っていなかった。<br />一生懸命に働くリンジーだったが、いつしか王子の思惑にとらわれて……。<br />