困窮したボアモルティエ公爵家の娘アリアドネは、借金の形に王妃専属の侍女として王宮で働くことに。<br />それを取り決めたのは王子マクシミリアンで、彼は城の回廊でキスを仕掛けてくる不埒で強引な男だった。<br />反発するアリアドネだったが、つらいいじめや暴漢から救い出されるうちにいつしか胸の鼓動がおさえきれなくなる。<br />たくましい胸に抱かれ、甘い痺れに彼から離れがたくなって……。<br />