東京スカイツリーで本当にあった心温まる物語
空に近いこの場所では、さまざまな想いが交差する。
地上450メートル。
光の海に囲まれた天望回廊で生まれた、温かく、ときに切ない20の出来事。
5月に開業6周年を迎える東京スカイツリー。
延べ来場者数は3000万人に上ります。
高さ634m、展望台の最高到達点451.2mという圧倒的な眺望を背景に紡がれる、ゲストとスタッフの温かく・ときに切ない20のエピソード。
おひとりなのに、2枚のチケットを買われた男性。
「スカイツリーができたら、一緒に行こうって約束していたんです。
でもかないませんでした。
だから今日は……」と穏やかな表情で話すそのかたは、やさしく微笑む女性の写真を大切そうに手にしていました。
眺めのいい撮影ポイントに、まるでバージンロードのように花びらの絨毯を敷き詰めてプロポーズしていた若いカップル。
サプライズの演出に、女性は大粒の涙です。
周囲に居合わせた人たちの暖かな拍手がいつまでも続いていました。
東京マラソンの日。
「ぼくはスカイツリーを見上げながら走るから、お母さんは展望台から応援してよ。
スカイツリーはどこからでも見えるから、そこにいてもらったほうが心強いよ!」と言われて、一生懸命応援していたお母さん……。
東京スカイツリーを訪れる、一人ひとりにたった一つの人生があり、一人ひとりが天空の展望台でそれぞれの思い出をつくっていきます。
■目次STORY1 たとえ雨でもSTORY2 ホワイトアウトの夜の奇跡STORY3 それぞれの想いに寄り添ってSTORY4 一通の手紙STORY5 お守りSTORY6 スポットライトSTORY7 明るい雨STORY8 やさしい未来をSTORY9 とっておきのビタミンSTORY10 ロシアからのお客さまSTORY11 白いスーツSTORY12 東京マラソンSTORY13 天国にいちばん近い場所STORY14 大きくなったらSTORY15 ペルーからの贈り物STORY16 その日の前にSTORY17 シャッターチャンスSTORY18 親友STORY19 ソラカラちゃん物語STORY20 初日の出■編集 東京スカイツリー スタッフ一同■イラスト 須山奈津希
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