四国香川で電設資材の会社社長坂東氏は「遍路宿」という随筆誌に、毎回、随筆を連載していた。<br />ふと思うと、それは自ら歩んだ人生の軌跡を辿っているのだと気付く。<br />大阪で生まれ、貧しい家庭の中で育ち、将来に夢を託した少年は、学生の頃「いじめ教師」のムチにあい、それでもめげずにがんばった。<br />やがて故郷香川に戻り、電設会社を引き継ぐ運命になる。<br />わが道はわが力で切り開く人生を歩んだのだと思った。<br />同時に人との出会いも痛感した。<br />