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はじめからその話をすればよかった

迷いながらも真摯に生きる登場人物の姿を、瑞々しい文章で丁寧にすくいあげる作風で、静かな、けれども熱い視線を注がれ続けてきた著者。
2011年刊行『誰かが足りない』は2012年本屋大賞の第7位に選出。
2015年秋に上梓された『羊と鋼の森』は直木賞候補となったほか、「キノベス!2016」第1位、「王様のブランチ ブックアワード 大賞」に選ばれ、このたび「2016年本屋大賞」に輝いた。
単独の著書として10冊目にあたる本書は、著者初のエッセイ集。
大好きな本や音楽、そして愛おしい三人の子供たちと共にある暮らしを紡いだ身辺雑記。
やさしくも鋭い眼差しで読み解く書評。
創作の背景を披瀝した自著解説。
瑞々しい掌編小説――読者の心を熱く震わせる「宮下ワールド」の原風景が詰まっている。
掌編小説2編とエッセイ2編を特別収録。
宮下ファン必携、極上の一冊だ!




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