犬と私のどうしようもない日々
大阪在住の25歳OL、古池里子。
社会人3年目にして、毎週月曜日には「早く結婚して専業主婦になりたい」とばかり考えていた彼女のところへ舞い込んだ、一匹の子犬。
彼女も母親も動物が苦手だったが、大学生の弟による独断で家族の一員に加わった、ミニチュアダックスのナタデコ丸。
少しずつ、犬への恐怖心が薄れていく里子。
それどころか、買ってきた弟以上にナタデコ丸と過ごす時間が増えていき、笑顔が増えていく。
そんなある日、唐突に彼氏から切り出された別れ話。
絶望、哀しみ、怒り、色んな感情と思い出で混乱していた里子を慰めてくれたのも、ナタデコ丸だった。
「もしかして愛ってこういうもののことをいうのかもしれない。
」■著者コメント私自身が犬と暮らす中で経験した実話を基に書きました。
ほっこりする中にも何か感じてもらえれば嬉しいです。
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