昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学を代表する作家、坂口安吾の考え方を凝縮したエッセイ集。<br />無頼派と呼ばれるその作風で歯に衣着せぬ鋭い考察。<br />逆説的な言い方ではあるが真理を突いており唸らされる。<br />「恋愛論」「悪妻論」「作家論について」「戦後新人論」「戦争論」「敬語論」「推理小説論」「青春論」「堕落論」「続堕落論」の十編を収録。<br />