「昭和九年三月──。<br />私は岡山県立二中を、四年生で中退して、上京した」──ご存じ「眠狂四郎」の生みの親、柴田錬三郎が、故郷出奔から、直木賞受賞までの無頼の日々を、女性遍歴、戦争体験などを中心に回想した、柴錬の青春逸話録!