好きなことをする以上に、「いやなことはなるたけしない」。<br />いつも人恋しい思いがあるので、わざとそっけなく、へだたりをとって生きている。<br />――そんなスタイルを貫く著者が、足の向くまま山へ、海へ。<br />池内流「ひとり旅」の原点となった飄逸なエッセイ集。<br />第10回講談社エッセイ賞受賞作。<br />