著者が主治医として死をみとった六百人を越える人びとの中から、十六歳の女工、外交官夫人、石橋湛山、正力松太郎など二十数名の最後の時間を真摯に描いたロングセラーの文庫化。<br />生きることはどういうことか、また死を受容するとは何かについて深く考える、感動の書。<br />新版にあたり、亡き妻への想いを初めて文章にして収めた。<br />