日の落ちないうちに町にたどり着き、商店街や路地、横丁を歩き回る。<br />行きずりの一見客として店ののれんをくぐり、そこで、一杯。<br />浅草、赤羽、森下、銀座……。<br />散歩の延長のように酒場を巡り煮込みを食す、不良隠居の酩酊感あふれる23のエッセイ。<br />「盟友」吉田類との対談を収録する。<br />