たそがれてゆく子さん
夫はどうした? ズンバはどうした?ご無沙汰していた間、ずんずん老いていました。
肩、膝、腰は凍りつき、なくす探すをくり返す。
もんもんと考え、るると書く。
犬どもを従え荒れ地を歩く。
料理なんかする気もなかった。
男が一人、老いて死んでいくのを看取るのは、ほんとうによかった。
女の人生後半戦。
初めて得たひとりの自由と寂しさ。
「みんなホルモンのせいでしたと、今は言い切りたい」――熱い支持を得た『閉経記』から五年。
書くことで生き抜いてきた詩人の眼前に、今、広がる光景は。
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