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酒場詩人の流儀

春は新潟の酒蔵で桜の花を愛で、夏は秩父山系の尾根筋を踏破し、秋は青森に収穫も佳境のリンゴ園を訪れ、冬はオホーツクの海で流氷に眺め入る――。
旅から旅への日々は、はや半世紀に及ぶ。
酒と俳句はいつでも良き伴侶だった。
大町桂月、種田山頭火、若山牧水らを酒飲み詩人の先達と仰ぐ著者は、日本各地をめぐり、出会った人たちと「酒縁」を結ぶ。
大衆酒場ブームの火付け役が、独特の感性で綴った紀行エッセイ




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