老父ノブちゃんと老母ヨシ子さんと暮らし始めたのは二人が70代に入ってから。<br />両親の敷地内に家を建てゆるやかに始まった同居は、やがてノブちゃんの死によって、母を見守る日々となる。<br />母の同窓会、句作生活、おいしいもの、朝寝のたのしみ、オレオレ詐欺、そして母との「二人句会」。<br />俳句を通して会話する百歳の母との日々をユーモアを交えつつ綴るエッセイ集。<br />