中国歴史小説の大家はいかにして古代中国史と出会い、それを舞台した小説を書くに至ったのか。<br />生い立ちから若き日の文学修業、そしてデビューまでの長い道のりを描く『読売新聞』連載「時代の証言者」に、自身が補遺した「おまけの記」、書き下ろし特別エッセイ「私見 孔子と『論語』」を収録する。<br />