戦後日本の礎を築いたワンマン宰相・吉田茂、その長男である文士・健一。<br />著者はこの父といかに接し、どのように見てきたのか。<br />日常生活の回想から吉田内閣論まで、著作集未収録を含む父をめぐる全エッセイを収める。<br />さらに父子が忌憚なく語り合った長篇対談「大磯清談」を併録。<br />文庫オリジナル。<br />巻末エッセイ・吉田暁子