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愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ

どこへ行くにも、棺桶の仕度なンかいらないじゃないのと、無鉄砲な旅ばかりしていました――一九三〇年、総督府に招かれた台湾から、『放浪記』の印税をつぎ込んだシベリア鉄道でのパリ行き、一番好きな街北京など。
肩の張らない三等列車の一人旅を最上とする著者の一九三〇年代前半の紀行を集成する。
文庫オリジナル〈解説〉川本三郎




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