楠正成は、負けを知りながら戦う日本型マゾヒズムの美学の代表的英雄。<br />女性の「性」をフルに使い時の権力に接近した淀君は、素晴らしい王子様に依存することで自分の幸福を願う「シンデレラ・コンプレックス」を持っていた、等々。<br />時代によって移り変わるヒーローやヒロインたちの行動を心理学的に分析。<br />英雄不在の時代に、人々が求める新しい英雄のスタイルを探る。<br />