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「祇園」うちあけ話 お茶屋のこと、お客様のこと、しきたりのこと

花見小路のしっとりとした佇まい、足早に行きかう舞妓や芸妓の艶姿……古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園には、訪れた人を「ほっこり」「うっとり」させる不思議な魅力があるのです。
本書は、祇園甲部最古参芸妓・小まめ姐さんと、元芸妓でクラブ「米(よね)」のママの‘祇園の生き字引’2人が、この花街の魅力や仕組み、お約束事などを明かします。
祖母・母も芸妓だった小まめ姐さんは祇園町に生まれ、13歳で舞妓になって80余年。
大正・昭和・平成それぞれのお座敷や、芸妓の晴舞台・都をどりの思い出、今だから話せる恋の話や水揚げの秘話など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語ります。
芸事の厳しい修業や一流の人を接客して身につけた‘祇園の教訓’、気になるお茶屋遊びのマナー、理にかなった「一見さんお断り」の理由などと共に、祇園の意外な素顔がわかる本。
大正や昭和初期の貴重な写真も満載。
『祇園に生きて』を改題。




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