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モテなくても人生は愉しい 森永卓郎の「男の幸福論」

他人から見たら、とても不幸な暮らしをしているのに、本人たちはとても幸せという家庭は、数え切れないほどある。
だから、型にはまった幸せを追い求めるようなことをせず、自分なりの幸せを見つけていく努力をすればいい。
こう言うと必ず、「どんな幸せのパターンがあるんだ」という反論が返ってくる。
だが、すべての幸福のパターンを示すことなど、とてもできない。
ただ、いちばん身近な見本を示すことはできる。
私がどれだけ幸せなのかを示すことだ。
私は、見た目はよくないし、太っているし、気品のある話もできないし、スポーツもできない。
ファッションセンスのかけらもないし、権力もない。
だからといって、ひがんだこともないし、誰かを恨んだこともない。
自分の幸せに自信があるからだ。
もしかしたら私には、創造力ならぬ「創幸力」があるのかもしれない。
この本は、その「創幸力」がたくましい私からの「おすそ分け」だ。
(「まえがき」より抜粋)




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