[現代語抄訳]菜根譚
人生には、晴れの日があれば、曇りの日もある。
どしゃ降りの日だってある。
運の悪い人はずっと雨が降り続いているかもしれない。
その境遇を恨んでいる人もいるかもしれない。
それでも人間は、「雨」をじっと我慢して、腐らず妬まず、生きていかねばならない。
誰だってできることなら、勇気凛々と生きていきたいものである。
でも、現実には、そううまくはいかない。
そんなときに『論語』や『老子』だけでは、事足りないと正直思う。
だから、この二つの最高の教科書に書かれていることを、「現実」というフィルターに通すことが必要になる。
それを見事なまでに実現したのが、『菜根譚』なのである(編訳者まえがきより)――古典的名著のわかりやすい現代語新訳版として刊行した本書は、人生の達人になるための考え方が網羅されている。
いまの時代を生きる人々に役立つと思われる内容を、計216項目に厳選。
超実践的な数々の言葉があなたの心の奥底に響きわたる。
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