男と女の問題は際限がない。<br />そもそも、なぜ男と女は存在するのか。<br />種をのこすためという常識的な答えがあるが、では性別がなく分裂して増える細菌はどうなのか。<br />あるいは、なぜ「抑圧されている」とされる女性のほうが、男性より長生きするのか。<br />本書は、現代の知の最先端をいく二人が、男と女をめぐる疑問や謎を「身体」という視点を中心に論じ合う、異色の顔合わせによるリレーエッセイ。<br />