未来記の番人
天下を揺るがす書として封印されてきた、聖徳太子の予言の書『未来記』。
その書が納められている大坂の古刹・四天王寺には、‘番人’がいた。
将軍・家光の影で暗躍する怪僧・天海から、幻の書を奪取せよとの密命を帯びた‘千里眼’の異能を持つ忍び・千里丸は、不思議な能力を持つ少女と出逢い、自分の生き方に疑問を持ち始める。
秘宝をめぐる、異能者たちに公儀隠密、南蛮絞りの秘術を操る豪商も絡んだ壮絶な闘い。
そして、『未来記』の正体とは? 戦国の余燼さめやらぬ寛永年間の大坂を舞台に、恋あり、涙あり、固い絆で結ばれた友情あり、裏切りありの痛快時代エンタテイメント!
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