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[現代語抄訳]日々の教え・童蒙教え草 人としていかに生きるか

東進ハイスクールのカリスマ日本史講師としてメディアでも活躍中の金谷俊一郎先生が、福澤諭吉の「日々の教え」『童蒙教え草』を現代語抄訳した一冊です。
「日々の教え」は福澤諭吉が息子たちのために書き記した訓話。
『童蒙教え草』はイギリスのチェンバーズ兄弟が著した『ザ・モラル・クラス・ブック』という道徳の本を福澤諭吉が翻訳し、日本に紹介したものです。
子供が学問を修める前に、まず人としての健全な精神を育成しなければいけない、という福澤諭吉の理想が結実しています。
読むと、つくづく身に染みるお話ばかり。
まさに慶應教育のベースとなるべき内容です。
元々、『童蒙教え草』の原本には、全二十九章にわたって数多くのお話が収録されていますが、本書は各章ごとにお話を一つに絞って抄訳しています。
エッセンスを手軽に理解できる入門編として、手に取りやすい構成です。
また、今回の訳出にあたっては、教訓の部分はあたかも福澤諭吉自身が語っているかのような「現代語訳」になっていますが、これが不思議なほど、胸にスッと入ってきます。
大人が読んでももちろん、子供に渡したり読み聞かせても、必ずや心に残る一冊となることでしょう。




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