ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。
本書は、ビジネスノンフィクションです。
著者の湯澤氏は、人も羨むようなエリートサラリーマンだったにもかかわらず、父の急逝により、家業と莫大な借金を受け継ぐことになりました。
その額、40億円。
継いだ企業は「会社」と呼べないほどの崩壊状態、家にも督促の電話がかかってくる日々でした。
やっと調子が上向いたと思えば、店の火事、ベテラン社員の死、食中毒事件と、驚くべき不運が続きます。
しかし湯澤氏は、何度倒れても立ち上がるボクサーのようにKO寸前でよみがえり、ついには「80年かかる」といわれた返済を目前に控えるまでにこぎつけました。
人生、いつ、何があるかわかりません。
今どんなに‘のっている’人も、今どれほど追い詰められている人も、湯澤さんの数奇な体験に胸が熱くなり、勇気をもらうことでしょう。
机上の空論や飾り言葉ではない、真の「経営論」「人生論」がここにあります。
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