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老いは楽しい

若い頃は「明日の収穫」のために「頑張る時期」である。
そういうときに楽しめるのはもっぱら「甘さ」や「刺激の強さ」だ。
「酸っぱさ」「苦さ」はあまり心地よく感じない。
しかし、「老い」を迎えたら、もう頑張らなくていい。
そこに人生の山も谷も越えてきた経験の蓄積が加わると「甘さ」だけでなく、「酸っぱさ」にも「苦さ」にも芳醇な味わいを感じられるようになると思う。
「老い」を迎えることで、人生の楽しみに広がりが出る、と言い換えてもいい。
(「まえがき」より抜粋) 健康で、明るく、楽しく、品よく生きる。
老いてはそういう生き方がいい。
本書は、肉体的に衰えを感じ始める世代ならではの、人生の楽しみ方を「心の名医」であるモタさんがやさしくアドバイス。
「ささやかな喜びを」大切に。
旅は「好奇心」を働かせるチャンス。
「思い出を美化する力」は幸せになるための能力――考え方、感じ方をちょっと変えるだけで上機嫌な毎日を過ごせる! 待ってました老後!




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