ニュートリノと私 not a miracle at all
NHKBSで放送中の番組で語られた各界で活躍する人の珠玉の言葉を単行本化する「100年インタビュー」シリーズの15冊目。
今回は、宇宙から届くニュートリノという素粒子を検出し、2002年ノーベル物理学賞を受賞した東京大学名誉教授で物理学者の小柴昌俊さんのお話。
3歳で産みの母を亡くし、中学1年で突然小児まひに。
歩行が困難になるが、自力で克服。
家計を助けるために苦学しながら、東大でも難関とされた物理学に友人の助けで猛勉強し合格。
後にノーベル賞を受賞する朝永振一郎博士に知遇を得て、アメリカ留学後、33歳の若さで国際プロジェクトのリーダーに抜擢される。
本書は、恩師の応援と独自の閃き、行動力で実験を続け、ノーベル賞を受賞するまでの道のりと、自ら設立した平成基礎科学財団をはじめ、現在抱いている夢を語る。
「自分が夢中になれることを見つけて、懸命に打ち込みなさい」というメッセージを若い人に発している。
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