猟師、花火師、ときどき祭り 29歳元広告マン――「あんた誰?」からの出発
こんな生き方が面白いと、だれもが本能ではわかっている。
冬は鹿を狩り、夏は花火を打ち上げる、そして祭りの世話人としてフランスで名誉市民表彰――。
会社を辞め「肩書き」を捨てて4年あまり……29歳若者の暮らしは驚きに満ちていた。
猟をはじめてわかった、生き物を「食べ物」に変える苦労と、「活かす」ことの意味。
ツテもコネもなしで飛び込んだ花火業界で味わった、自分の手仕事で人を喜ばせることのうれしさ。
フランスで目の当たりにした、言葉や文化を超えた温度のあるつながり。
職業を越え、国境を越え、「やりながら考える」生き方を選んだ著者が、等身大の筆致でその発見にあふれた暮らしを綴る。
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