敗れざる者 ダスキン創業者・鈴木清一の不屈の精神
日本で初めての本格的なフランチャイズとして、家庭用化学ぞうきんを発売したダスキン。
「喜びのタネをまこう!」を合言葉に、「ダスキン愛の店」を展開し、全国津々浦々に浸透するまで成長したが、創業者・鈴木清一が歩んできた道は決して順風満帆ではなかった。
生家の貧困から養子に出された幼年期。
肺結核を発病し死と隣り合わせの青年期。
なじめない大阪商法との格闘。
妻の実家との確執……。
長年の迷いを払拭できたのは、一燈園の西田天香氏との出会いだった。
それはやがて「祈りの経営」として、清一の中に経営理念として確立されてゆく。
それでも、20年かけて育てた優良会社「ケントク」が提携先の米企業に支配され、追放の憂き目にあうなど、清一の試練は終わらない。
いかなる逆境も、常に愛と祈りで乗り越え、それはやがて「ダスキン」「ミスタードーナツ」として花開く。
決してあきらめない姿勢の大切さを教えてくれる、勇気の出る経営者伝。
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