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ラップは何を映しているのか(毎日新聞出版) ――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで

アフロアメリカンを中心としたカルチャーとして認識されている「ラップ」。
公民権運動などの黒人運動の歴史は、米国ラップのリリック(歌詞)やスタンスに大きく関わってきた。
BlackLivesMatter、大統領選といった、近年のアメリカの政治運動との関わりも深い一方、‘政治なるもの’からの逃避としてのラップも多く存在する。
いまだフリースタイルブームの波が去らない日本へと視点を移してみれば、ラップが世間レベルに浸透すると同時に、3.11以降、震災・原発事故への反応、サウンドデモ、SEALDs……ラップと社会運動の関わりもやはり近年注目されている。
本書では、以上の3名が鼎談を通して日米のラップを政治・社会との関わりから縦横に語り合う。
近年のラップの歴史を縦軸に、トランプ以降のアメリカとフリースタイルブームに湧く日本の現状認識を横軸に、音楽カルチャーから社会を俯瞰し、マッピングする一冊。




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