人生を味わう 古典落語の名文句
「よそう、また夢になるといけねぇ」(芝浜)、「目が見えねぇってのは不思議なもんだ。
寝ているうちだけよく見える」(心眼)、「親方、おまえこの子に小言なんていうとバチが当たるよ」(文七元言)……。
古典落語には、誰でも一度は耳にしたことがある、オチになる言葉や名シーンがある。
これらの言葉の奥にはどんな思いが秘められているのだろうか。
落語の解釈は本来、聴き手にゆだねられるものだ。
しかし、演者自身はどういう思いで語っているのか。
これまでの落語本は、芸談やあらすじに関するものがほとんどだが、本書では、オチの言葉や名シーンで発せられる台詞を軸に、知っておきたいポイントを解説する。
落語初心者やより楽しみたい人にとっては、「本当はどこが重要なのか」知っておきたいものだ。
本書は、そんな見方があったのかと新しい発見があるはずだ。
いままで知っている落語からさらに深く味わえることだろう。
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