谷根千のイロハ
初めてなのに なんだか懐かしい東京。
猫を追いかけて古い路地を進んでいけば、小さな商店街にたどり着く。
そこは、鴎外や漱石も暮らし、今や外国からの観光客にも人気が高い東京の町〈谷中・根津・千駄木〉。
弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、?外や漱石が暮らした千駄木、遊郭があった根津と権現様……。
幸田露伴、岡倉天心、高村光太郎、三遊亭圓朝……。
なつかしい街並みが残る谷根千を歩き、ゆかりある人々も取り上げながら、古代から現代まで通して語る、小さな町の愉快な歴史読本。
【もくじ】序文 次の世代に伝える1 古代から江戸時代までの谷根千2 明治時代の谷根千3 大正時代の谷根千4 昭和の谷根千あとがきにかえて
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