本を読むことは、書き手との対話である。<br />だが、誰と対話するかは慎重に選ばなくてはならない??恩師・井上洋治、遠藤周作、須賀敦子、神谷美恵子、池田晶子、柳宗悦……。<br />著者自身の「危機」を救ってきた言葉を紹介し、「確かに生きる」ヒントを探る。<br />知識ではなく、人生の手応えを与えてくれる「生涯の一冊」に出会うための方法も記す、読書をめぐるエッセイ集。<br />