ジャスミン・ブルー ?長兄王子はドクターを溺愛する?
1960年アメリカ・シアトル――。
医科大を中心とした学園都市に、二人の美しく孤独な男がいた。
若き医師ジャスミン・ブルーと、ナディム・クリシュ国王位継承権第一位の皇太子アーレフ。
ジャスミン・ブルーにはひた隠しにしてきた秘密があった。
男として生きながら、その身に宿すもう一つの‘性’。
一方アーレフにも、性行為をすれば相手を100%妊娠させる遺伝子「超優勢遺伝子」の持ち主として、その体質故の王国の風習に悩んでいた。
小さなきっかけを元に出会った二人はやがて惹かれ合うようになる。
肉体の秘密を知っても変わらぬ愛情を注ぐアーレフに応えるべく、彼の妃として子を生む決断をするジャスミンだったが、嫁ぎ先のナディム・クリシュ国内には反対する者もいて……。
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