日本人よ、かくあれ―大和の森から贈る、48の幸せの見つけ方
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■人生に大切なのは、神さまと奈良から学んだことばかりでした。
1300年の歴史をもつ春日大社で長年権宮司を務めた岡本彰夫さん。
日本の文化・しきたりについての深い知識と、神職としての長い経験に裏打ちされたわかりやすいことばで、人々に語り掛けてきた。
たとえば、「上へ上へと行くよりも、奥へ奥へと進みなさい」。
一生懸命がんばって上に昇っても、上には上がある。
やがては限界もやってくる。
長く続く満足は得られない。
一方、人と競うのではなく、己を深めていく行為には際限がない。
限りない人間の欲望をやさしく諫め、神仏に最高の礼をつくす人への助力は惜しまない。
そんな岡本さんの名言の1つだ。
東海道新幹線の車内誌「ひととき」連載エッセイ「奈良その奥から」を中心に48の掌編を収録。
どれも「あらまほしき」(望ましい)日本の未来のための話。
あわせて、奈良を舞台に活躍する映像作家、保山耕一氏の情感あふれる風景写真を多数収録。
[目次]はじめに第一章 「誇り」と「決まり」を大切にする第二章 神・仏・祖先をうやまう第三章 自分のふるさとを知り、愛する第四章 人の話を我が事として考えるおわりに 祈りの風景 保山耕一<著者略歴>岡本彰夫(おかもと・あきお)奈良県立大学客員教授。
「こころ塾」「誇り塾」塾頭ほか。
昭和29年奈良県生まれ。
昭和52年國學院大學文学部神道科卒業後、春日大社に奉職。
明治以降断絶していた数々の古儀や神饌、神楽を復活させた。
平成27年6月に春日大社(権宮司職)を退任。
著書に『大和古物散策』『大和古物漫遊』『大和古物拾遺』(以上、ぺりかん社)、『神様にほめられる生き方』『道歌入門』(以上、幻冬舎)ほか。
<写真>保山耕一(ほざん・こういち)映像作家。
昭和38年、大阪府生まれ。
フリーランスのテレビカメラマンとして『世界遺産』などを担当し、世界中をめぐる。
現在は末期ガンと闘いながら、「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良の自然や歴史にレンズを向け続ける。
第7回水木十五堂賞受賞。
第24回奈良新聞文化賞受賞。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『日本人よ、かくあれ―大和の森から贈る、48の幸せの見つけ方』(2020年8月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
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