お母ちゃんとの約束
終戦から1年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを、二人だけで引き揚げてきた幼い姉弟がいました。
「キヨシちゃんの手を絶対に離してはいけないよ」満州で分かれたお母ちゃんとの約束をひたすら守り続け、十歳のいっちゃんは、六歳の弟・キヨシちゃんの手を引き、たくましく歩き続けたのでした。
壮絶な辛苦を味わいながら、生き抜いた二人の願いはただ一つ。
「生きて、日本でお母ちゃんと会いたい!」しかし、お母ちゃんはもう、この世にはいなかったのでした。
八十歳のいっちゃんが、今、ようやく重い口を開き語った七十年前の壮絶な体験を長女が執筆。
当時の主人公と同じ10歳の子供たちにも読めるように、漢字にはルビをふり、難しい表現には解説を入れてます。
発売と同時に全国から数多くの感想をお寄せ頂いております。
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