言葉の人生
ブルースに登場する人々は、その後どんな人生を送ったのだろう。
かつて高級で輝かしく特別だった「ケーキ」という単語は、「ケーキバイキング」に安住の地を得た。
「青春」を本気で直訳すると「ブルー・スプリング」になるのか。
そして珈琲はいまや「珈琲」のひと言では頼めない……新しい日本語、懐かしい英語。
それらをつなぐ、カタカナ語。
絶え間なく生まれ、変化し続ける言葉たちに驚いたり、楽しんだり、考えこんだり、時々ちょっぴりぼやいたり。
「サンデー毎日」連載に書き下ろしを加えた全88編を所収、著者の新鮮な驚きと発見に満ちたエッセイ集が、ノスタルジックなビニールカバーの装幀で登場。
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