ある日唐突に癌の告知を受けた作者の心の葛藤を綴った話。<br />表紙は抗癌剤の副作用により指紋が見えにくくなった作者の手のひら。<br />「小さな小川にかかる橋の上で私の頭上を行き交う蛍たちの光。<br />わずかな時間しか残されていない小さな蛍たちが力を振り絞って懸命に明かりを灯す姿は「共に生きよう」と私の心に響き、蛍のひかりと私のこころは共鳴した(本文より抜粋)」