‘絶体絶命’の状況を、人はいかに生きうるのか。<br />突然の膵臓がん宣告、生きるための治療の選択、何を食べればいいのか、術後の戸惑い、届かぬ患者の声、死の恐怖……。<br />患者となって初めて実感した〈いのち〉の問題を、赤裸々に真摯に哲学する。<br />「がん時代」を生きる人へ、そして未来に向けて書き遺された、いのちをめぐる提言。<br />