日産自動車勤務を経て、モーターの製造販売を手がける日本電産に入社した著者。代表取締役会長兼社長の永守重信氏より直々の指導を受けて、M&Aによってグループ会社となった赤字企業の再建を託される。毎日のように届けられる永守社長直筆のファクス。そこには叱咤激励の言葉とともに、経営の本質が記されていた。本書で初めてその具体的な内容が明かされる。日本電産グループ会社・元再建担当=‘代官役’による初の著書。「徹底とスピード」の永守流経営ノウハウが盛り込まれた、経営者はもちろん、すべてのリーダー必見の一冊。【著者紹介】川勝宣昭(かわかつ・のりあき)経営コンサルタント。1942年、三重県生まれ。1967年、早稲田大学卒業後、日産自動車に入社。生産、広報、会社経営企画、さらには技術開発企画から海外営業、現地法人経営者という幅広いキャリアを積む。1998年、急成長企業の日本電産にスカウト移籍。同社取締役(M&A担当)を経て、カリスマ経営者・永守重信氏の直接指導のもと、日本電産芝浦、日本電産ネミコンの再建に携わる。永守流「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」のスピード・執念経営の実践導入で破綻寸前企業の1年以内の急速浮上(売上倍増)と黒字化をすべて達成。2007年、経営コンサルタントとして独立。現在、DANTOTZ consulting(ダントツ コンサルティング)代表として中小企業から一部上場企業までのクライアント企業に対し、速攻型営業力強化およびコストダウン両面で強い企業づくりを指導中。