ある製品やサービスによさを感じた時、人はそれに対する確信が強くなるほど、購入を速やかに決定したり、その魅力を周囲の人に説いたり、積極的に推奨したりする。また、その想いが強ければ、批判に遭っても簡単に屈することもない。これは消費者に限った話ではなく、その原則を顧客や従業員などに応用すれば、コミットメントやロイヤルティの向上などを容易に実現できる可能性がある。本書では、確信を促す4つのレバーとして「コンセンサス」「反復」「たやすさ」「擁護」に着目し、マーケティングやマネジメントの現場でいかに応用できるかを解説する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2016年4月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。