COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグの実用書

「私は車いすに乗って生活しています。『原稿』と『恥』はよくかきます。でも、自分の手で『頭』はかけません」。脳性まひという障がいを抱えながら、足指タイプライターを武器に社会運動を行い、子育てをしてきた著者の63年の人生を史実に基づきユーモアを交えてまとめた書。
公開日: 2022/05/11
単行本・雑誌
 
学習障害(LD)の一つ、読字障害(ディスレクシア)であることをカミングアウトし、啓発活動を行う27歳の著者が綴った「生きづらさ」と格闘した半生、その中で考えた障害のこと、支援のこと、社会のこと……。「もう子どもたちを苦しめたくない」という熱い想いが胸を打つ一冊。
公開日: 2022/05/11
単行本・雑誌
 
「若さは文句なしにいいものだ、と思われているが、実はそうでもないらしい」――2021年に90歳を迎えた曽野綾子さん。<人生には終わりがあるからこそ耐えられることがある>といった著者ならではの含蓄に富んだ言葉に目を開かせられます。老年を生きるための心構え、真の人間力とは何かが自ずと見えてくるでしょう。なおかつ若者にも、大切な価値観を教えます。「人生百年時代」の道しるべになってくれる傑作エッセイ集です。※この電子書籍は2021年7月刊の単行本『人間の使命』(海竜社)に新原稿を増補した文庫オリジナル版です。
公開日: 2022/05/10
単行本・雑誌
 
まわり道しなければ、たどり着けない場所がある――。若き日の著者の、人生を決めた旅立ちの物語。読んだ人に深い感動と変化をもたらした話題の書。第七回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞作。大学4年のある日、オオカミの夢を見た。自然写真家を目指していた著者は、導かれるように1冊のオオカミの写真集と出会う。「ダメもとくらいの挑戦をしないと、人生は面白くない」と語る著者は、その世界的な写真家ジム・ブランデンバーグに弟子入りを直接志願するため、単身アメリカに旅立つ。ミネソタ州北部に広がる森と湖の世界「ノースウッズ」の入り口へたどり着き、ジムの家がその先にあると突き止めると、カヤックにキャンプ道具を積み込み、水上の旅へ。深い北国の森と無数の湖、様々な野生動物との出会い。8日間の旅の末にたどり着いた場所で、ついにジムとの対面を果たすが――。臨場感あふれる自然描写、不安に揺れ動く心情を正直に素直に描く、著者のかざらない姿に、いつしか共感し励まされる。自分の足で歩き、自分の目で見て、人と出会うことの大切さを教えてくれる、人生の羅針盤となりうる一冊。著者による「文庫版あとがき」追補。解説:松家仁之(小説家)
公開日: 2022/05/10
単行本・雑誌
 
今の時代は、たくさんの情報があふれています。他人のひと言、日々のニュース、ショックなできごとなど…「ちょっとしたこと」にいちいち反応し、動揺していては、身がもちません。そこで知っておきたいのが「なにごとにも動じない心のコツ」です。自分軸をもち、たくましく、明るく、前向きに生きていけるようになる74の習慣を紹介します。例:「何がなんでも」と固執しない。あえて遠回りを楽しむ。感謝の言葉は意識して受け取る。※本書は2015年7月に海竜社から刊行された『心が揺れないクセづけ』を文庫化にあたって改題し、再編集したものです。
公開日: 2022/05/06
単行本・雑誌
 
まわり道しなければ、たどり着けない場所がある――。若き日の著者の、人生を決めた旅立ちの物語。読んだ人に深い感動と変化をもたらした話題の書。第七回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞作。大学4年のある日、オオカミの夢を見た。自然写真家を目指していた著者は、導かれるように1冊のオオカミの写真集と出会う。「ダメもとくらいの挑戦をしないと、人生は面白くない」と語る著者は、その世界的な写真家ジム・ブランデンバーグに弟子入りを直接志願するため、単身アメリカに旅立つ。ミネソタ州北部に広がる森と湖の世界「ノースウッズ」の入り口へたどり着き、ジムの家がその先にあると突き止めると、カヤックにキャンプ道具を積み込み、水上の旅へ。深い北国の森と無数の湖、様々な野生動物との出会い。8日間の旅の末にたどり着いた場所で、ついにジムとの対面を果たすが――。臨場感あふれる自然描写、不安に揺れ動く心情を正直に素直に描く、著者のかざらない姿に、いつしか共感し励まされる。自分の足で歩き、自分の目で見て、人と出会うことの大切さを教えてくれる、人生の羅針盤となりうる一冊。※こちらは「無料試し読み版」となります。続きは製品版をご購入のうえ、お楽しみください。
公開日: 2022/04/28
単行本・雑誌
 
弁護士歴60年超、元国会議員の著者による人生書、待望の文庫化。全国最年少で群馬弁護士会会長、最年少で日弁連副会長、中選挙区開始依頼の最高得票で軍目検第一区当選、国会議員駆け出しで中曽根総理のサミット随行と異例づくしの生き方には、誰からも愛される秘訣があった。「クマさん」の相性で知られる著者による、毎日が輝き出す人生学。
公開日: 2022/04/28
単行本・雑誌
 
誰にでもあるこんなトホホ、あんなトホホ。でも、ここにあるのは、とびきりのトホホ。――あなたに明日笑ってもらうために、世界の片隅で、僕の不幸をつぶやいてみました。’歌人芸人’による、フリースタイルな短歌とエッセイ。穂村弘さん、俵万智さん、板尾創路さん絶賛!・あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです・星空が綺麗なことで有名な露天風呂でのすごい曇天・さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前・頼んでたラーメンよりも200円高いのがきたがなにも言わない・たかが5分そんな遅刻も7年で8400分6日待ってる・「またムール貝ですか?」ってまたムール貝頼んだらダメなんですか?・死にたいと呟くあいつの腸にまで生きて届いているビフィズス菌・写ルンですあるんですけど撮るものがないんです撮る人いないんです・趣味 君のLINEを見返すこと 特技 君から返事が届かないこと・歯磨きのリズムキモいと言われてる同棲3日目の夜のことほか。短歌で切なく、エッセイでさらに切ない!===ひたすら小さな不幸に見舞われる日々を、短歌にしています。僕の生活には、なぜ自分だけこんな目に遭うんだ、と思うようなことが頻繁に起こります。生きるのって難しいなと、いつも思っています。言いたいことが言えなかったなと、昨日も思ったし、今日も思ったし、明日も思うでしょう。あなたに明日笑ってもらうために、僕の不幸を短歌にしてみました。-- 「はじめに」より
公開日: 2022/04/27
単行本・雑誌
 
日々、僕たちは少しずつ摩耗し、「いっそ消えてしまいたい」それくらいの傷だらけで今日も生きている。決定的に死にたくなるような出来事は、そんなに起きないけれど。「己を鼓舞する呪文がほしい。この本にはそのヒントがあります」と壇蜜さんも推薦!! 週刊新潮連載の人気エッセイ(+コラムとマンガ入り)、待望の書籍化。
公開日: 2022/04/27
単行本・雑誌
 
人生に行き詰まりを感じ仕事を辞めた男・上田。至福の日々も束の間、迫りくる不安に対抗すべくもがきはじめるが――内省と実験の果てに訪れるまさかの「哲学的」展開とは?衝撃の体験談!
公開日: 2022/04/26
単行本・雑誌
 
少年の頃に開いた書物の森で、あるいは「学校」のようだった酒場の片隅で、沢木耕太郎が心奪われるように出会ってきた作家たち。山本周五郎、向田邦子、山口瞳、色川武大、吉村昭、吉行淳之介、小林秀雄、瀬戸内寂聴など、書くことが即ち生きることだった19人の作家に正面から相対し、その本質を描き出す。誰も知らなかった顔に辿り着き、緊張感さえ孕むスリリングな刺激あふれる作家論!
公開日: 2022/04/26
単行本・雑誌
 
往年の大人気テレビタレントの黒柳徹子に学ぶ、個性を伸ばす生き方。「徹子の部屋」や「世界ふしぎ発見!」など数々のテレビ番組に出演し、多くの人に愛されるタレント・黒柳徹子の言葉から80を厳選してわかりやすく紹介。きっと皆さまの個性をさらに伸ばす手助けをしてくれるでしょう。
公開日: 2022/04/22
単行本・雑誌
 
明るく元気に人を励まし続けた小説家・名僧の瀬戸内寂聴に学ぶ、優しさと元気の秘訣。生涯を通じて数々の小説やエッセイを書いた作家であり、尼僧として世のため人のために尽くしてきた瀬戸内寂聴の言葉から、80を厳選してわかりやすく紹介。きっと皆さまを励まし、元気づけてくれるでしょう。
公開日: 2022/04/22
単行本・雑誌
 
暗黒の近未来、絶望の惑星に現れた怪獣。激甚環境破壊と宇宙開発競争がもたらす絶望の近未来、宇宙ゴミ掃除班が目撃する21世紀最後の怪獣は、七草博士が生み出した益虫だった。怪獣発生プロセスを描いた異色の短編ファンタジー。【目次】閉ざされた宇宙 シン・ジェネシス 死海の益虫【著者】紫村盆水ベース奏者として豊田貴志、塩次伸二ハイタイドハリス・ブルース・バンド86年を経験。毎日新聞社主催88年読書感想画コンクール高校生の部指定図書、ロナルド・シーガル著作『トコロッシュ』大和書房翻訳出版後、米国永住、Japan Cable Vision社に入社、テレビ朝日制作ニュース番組『600ステーション』のアトランタ近郊での放送事業に従事。海外ドラマ制作総合コーディネーターを経験、92年に独立し、テクタイト社を設立、以降、テレビ番組制作コーディネーターとして全米を旅する。
公開日: 2022/04/22
単行本・雑誌
 
迷いから抜け出す「手順」が詰まった決定版就職、子育てから近しい人の死まで…。人生の岐路に効く名回答を厳選した週刊文春「悩むが花」傑作選。佐藤愛子氏とのお悩み対談も。
公開日: 2022/04/22
単行本・雑誌
 
凄絶ホラーな寄生虫、ミズスマシだけにつく幻のカビ、地球史を語る透明な甲虫、冬に碧く輝く超希少ゴミムシ、井戸の底に潜む新種らしきプラナリア……。たとえヤツらが1ミリたりとも人類の役に立たなくても、異常な執念で徹底的に追いかけるのだ。「裏山の奇人」の異名をとるコマツ博士の、暴走する「昆虫愛」エッセイ。
公開日: 2022/04/21
単行本・雑誌
 
かつて、国内開発を目指したFSX(次期支援戦闘機)。現在、日米共同開発が進められている。本書は、著者の終戦の日の思い出から、航空自衛隊の技術、航空産業、そして国防への思いが綴られている。航空自衛隊所属の技術者として歩んできた著者にしか書くことができない書であると言える。現実の社会情勢も踏まえ、国防のあり方を分析し、FSXなどの知見を現役技術者、自衛官に継承する一冊。<著者紹介>山田秀次郎(やまだひでじろう)昭和11年12月24日 横浜市にて出生(本籍:愛媛県今治市)昭和31年 今治西高校卒業昭和36年 防衛大学校卒業(機械工学専攻) 航空自衛官昭和46年 大阪大学大学院(精密工学科)修了 工学博士平成 5年 航空自衛隊退職(自衛官退任) (社)日本航空宇宙工業会常務理事就任平成15年 同上退任 相談役平成18年 NPO都市型空港研究会理事長(平成27年解散)公職・全日空機雫石衝突事故民事裁判 法務大臣法定代理人・第1一徳丸事件 鑑定人 海上保安庁委嘱政府関係審議会委員等・通商産業省/経済産業省産業技術審議会、工業標準調査会等(委員/専門委員)・科学技術庁/文部科学省航空・電子等技術審議会、科学技術・学術審議会等(委員/専門委員)その他・日本ガスタービン学会 学会賞(XF3-30の開発)
公開日: 2022/04/20
単行本・雑誌
 
センスに惚れた。笑わせられた。この談志を客に選びやがった――愛嬌と哀愁が漂う任侠の男・落田八郎。不思議な天才ウエスタン歌手・ジミー時田。そして親友・毒蝮三太夫。人生の師匠に捧げた『酔人・田辺茂一伝』に続き「書き残しておきたい」と綴られた、三人の友への家元流ラブレター。〈解説〉毒蝮三太夫
公開日: 2022/04/20
単行本・雑誌
 
記憶を失っていく母親の日常生活を2年半にわたり記録し、脳科学から考察。アルツハイマー病になっても最後まで失われることのない脳の能力に迫る。NHK「クローズアップ現代」など各メディアで話題!
公開日: 2022/04/19
単行本・雑誌
 
次世代のリーダーに選ばれる今必要なクリエイティブのすべてがここに2021年、SKY-HIが1億円以上を出資して話題となったオーディション’THE FIRST’。今までのオーディションとはまったく違う様子に、誰もが驚きワクワクし画面にくぎ付けになった。その結果生まれたグループ’BE:FIRST’の勢いは、多くの人が周知の通りだと思う。このオーディションをプロデュースした人こそがSKY-HIである。「どうして1人1人瞬時に的確なアドバイスができるのか」「こんなに人に優しいオーディション見たことがない」「人の個性の活かし方が新しくて、参考になる」俯瞰的な目線と、絶対的なやさしさを持つSKY-HIの若い才能の導き方に、コメントや取材依頼が殺到した。本書は、そんなSKY-HIの人を見る目、語る言葉、クリエイティブの発想源となるものを自身で探してもらったエッセイである。活動休止中のAAA時代、ラッパー名義SKY-HIとしての活動。メジャーの頂上からアングラまで、更には2019年に自身で立ち上げた会社の社長とプロデュース業……あまりにも濃厚な経験をもとに語ってくれた。SKY-HIが次世代のリーダーに選ばれる理由を、本書で目の当たりにできるはず。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
少し飲むのは、得意ではない。飲めばたくさん、が、私のスタイルだ。お酒をください。「週刊ポスト」(小学館)の人気連載「酒でも呑むか」が待望の単行本に。五臓六腑に沁みるわたる酒場エッセイの至宝。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
普天間基地移設問題の最前線としての名護市辺野古――。しかし、そこには地域の歴史があり暮らしがある。キャンプ・シュワブとどのような関係にあるのか、普天間基地移設の候補地としてなぜ辺野古が浮上したのか、「条件つき受け入れ容認」とはいったい何を意味するのか。二〇年にわたり現地でフィールドワークを続ける社会学者が、親愛の情を込めて描く、辺野古を知ってもらうための初めの一冊。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
「日本」は着ぐるみがつくった国? 元号はこうして決まる。ニセモノはなぜ生まれるのか──。古都鎌倉の高校生を前にイソダ先生が行った特別講義。「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世のなかを歩くためのむしろ実用品である」という目からウロコな歴史の見方が反響を呼び、さらなる対話を生んだ。「ブタやトイレに歴史はあるか」「カミ・クニ・カネの『3K』」「『いまだから言える』ということ」「おめでたいときも、災害のときも」「教養とはムダの別名である」「歴史は実験できない。ただし、ある程度の法則性はある」こんな授業を受けてみたかった。図書館の本を読み尽くした! 筋金入りの学者が語る「歴史」とは。「ビリギャル」こと小林さやかさんをはじめとする2対談を、文庫化にあたり新規収録。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
「嫌いな人との付き合いが避けられません」「自分だけが労力を提供するのは損です」「自分が好きではなく、自信もありません」そんな人はどうすればいいのか。人生について切実な41の質問に、心理学にも通じた哲学者が明確な答えを出す。よく生き、幸福になるための示唆が今を生きるすべての人に響く、導きの書。「給料とやりがい、どちらで仕事を選べば幸福になれますか」「自分が比べなくても、人から比べられてしまいます」「不満を糧に生きています。間違っていますか」「危機感や焦燥感がないとモチベーションが保てません」「自殺したい人、闘病中の人に対して何ができるでしょうか」「自分の人生を生きることと、他者貢献の割合がわかりません」高校生と哲学者の本気の人生問答が、老若男女の胸を打つ。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
コロナ禍で命を落とした不世出の外交官は、秘録と呼ぶべき経験と日本の課題、そして真の脅威についてつぶさに書き遺していた。世界を巻き込んだ湾岸戦争、イラク戦争における外交の舞台裏。幻の普天間基地移設プラン――外務官僚の枠を超え、難題の真っ只中に自ら飛び込み続けた「特命外交官」による圧巻のノンフィクション。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
「NHKの顔」だった著者も気づけば若手に席を譲る世代に。定年まで粛々と……と覚悟するも、内心「仕事」と「やりがい」のバランスが保てない。そこへ関心があった福祉分野での求人を知りまさかの転職! 超安定企業を辞める決心と家族の反応、新天地での苦労、それでも思い切って良かったと実感する現在までを綴る転職体験記。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
他人の成果を盗んでも、兵役を5回も免れても、まかり間違えば大統領になれる。だが、定見なく、利に転ぶ人間の本質は簡単には変わらないし、そういう輩は赤い大統領だけではない。現代と歴史を縦横無尽、非難や称賛の大合唱の裏に光を当てる大人気コラム集。この本を読めば、世の中の正しい見方が分かります。
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
アナ雪、逃げ恥、鬼滅の刃、ブラック・ウィドウ、(500)日のサマー、梨泰院クラス、ちびまる子ちゃん、星野源、aiko、椎名林檎、ノルウェイの森…男子がフィクションで学ぶべき’超絶難解’な乙女心とは?
公開日: 2022/04/15
単行本・雑誌
 
小・中学校の正式な教科となった「道徳」。時代や社会、文化によって変わるものをどうやって学ぶのでしょう? そもそも道徳って何? 独特の視点とユーモラスな文章で日常に光を当てるノンフィクション作家・高橋秀実さんが、道徳教育の現場を皮切りに、地球温暖化、映画、小説、シェアリング、VR、ハラスメントなど、あらゆる社会問題や現象から「ニッポンの道徳」を考察する傑作ルポルタージュ!
公開日: 2022/04/14
単行本・雑誌
 
「投げ銭」に支えられて半世紀――。万策尽きて38歳で路上に立ってから今日まで、唯一無二の存在感で観衆を魅了しつづける「伝説の大道芸人」の不器用でひたむきな軌跡をたどる。やってきたことはシンプルだ。屋外で公演をする場所を決める。しかし、無許可の場合が多く、警察に見つかったら踊れる保証はない。運よく踊れたとしても、客は通りすがりの人たちだ。まず、立ち止まってくれるか。さらには「投げ銭」をもらえるか……。その繰り返しだったが、投げ銭を糧にするのは予測不能な面が多く、不安定な生き方だった。なんとかここまでこられたのはなぜか。それは、ギリヤークさんの人となりによる部分が大きいと感じる。……「知る人ぞ知る」の典型ともいえるギリヤークさんは、多くの人の支えがあって現在にいたっている。その人間的魅力とはなんなのか。この本は、「ギリヤーク尼ヶ崎という生き方」を探る旅である。(本書「はじめに」より)取材の終盤、私は一気に時代を70年近くくだり、ギリヤークさんの現在について話を振ってみた。──ギリヤークさんは今、悩んでいることってありますか。「まだ、やりたいことがたくさんあるんだよね」──もっと踊りたいですか。「踊りたいんだけどね。気力が衰えている」──どういうところで感じますか。「90歳になってね、90歳という年齢が怖いですね。89 歳あたりだとわりとね、まだ89歳って余裕ではないが、『89歳か……』って感じだけど、90 歳になってゾクっとした」──ゾクっとした?「いよいよ油断できないなって。本当の真剣勝負の世界に入ってきた。選んだ仕事を確実にものにする」 じつに神妙な口調だった。(本書「第1章 90代」より)
公開日: 2022/04/14
単行本・雑誌
 
<<
<
6
7
8
9
10
11
12
13
14
>
>>
 
2022 件中   271 300

©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.