【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
モンゴル、アラスカ、カナダ。化石を求め、年間3分の1は海外へ出かける。灼熱や濁流と闘い、時にグリズリーと遭遇。探検家のように危険なフィールドを歩み、鷹のように目を凝らし続ける目的はただ一つ、歴史を変える大発見だ。そして、遂に北海道で日本初の全身骨格を発掘。カムイサウルス・ジャポニクスと命名した。世界で知られる恐竜研究者による最も熱くてスリリングな発掘記・完全版。(解説・郡司芽久)
もしかして、ものすごい新種を見つけてしまったのでは!? 大雪の山だろうと激流の川だろうと、私はひたすら突き進む。そこに虫がいる限り――。チョウやカブトムシばかりが昆虫ではない。’化学兵器’を搭載したゴミムシ、集団行動により最強の生物となったアリ、メスにプレゼントを贈るクモなど身近にいる虫たちの驚きの秘密を「南方熊楠の再来?」と注目される気鋭の学者が軽快に解き明かす。(解説・ヤマザキマリ)
世界20カ国語に翻訳 日本語版緊急刊行 僕たちはどうすれば、感染症の世界的大流行=パンデミックのないコロナ後の世界を構築できるのだろうか。慈善家として20年以上にわたり世界の健康問題や疾病撲滅に取り組んできたビル・ゲイツが、最新科学とデータをもとに実現可能な希望の未来を提示する。
鉄人ノンフィクション 未解決シリーズ第3弾!殺人の迷宮、人間蒸発、怪現象、変死。※閲覧注意犯人の手がかりさえつかめぬまま時効を迎えた殺人、被害者の不可解な行動、身元不明の遺体、警察が事故と結論づけた変死事件、こつ然と姿を消した少年少女、科学では説明できない怪現象。いったいなぜ?いったい誰が?今も真相が解明されないコールド・ケース89本!■目次●第1章 殺人の迷宮 国内編・広島市中区16歳少女刺殺事件 友達に相談するはずだけだった「とても大事なこと」とは?・千葉港女性バラバラ死体遺棄事件 中年男性3人と同居していた被害者の奇妙な暮らしほか●第2章 殺人の迷宮 海外編 ・プレジデントホテル1046号室殺人事件 身元不明の被害者、部屋に残された別人物の指紋・アルファベット殺人事件 犠牲者の少女3人それぞれの名、姓、遺体放置場所の頭文字が一致ほか●第3章 人間蒸発・ハリウッド女優ジーン・スパングラー失踪事件 メモに書かれていた「カーク」とは誰?・三重県多気郡高3女子行方不明事件 本人の毛髪が発見されたワゴン車を所有する男が逮捕されたが不起訴処分にほか●第4章 謎の死・日野市小4男児首つり事件 「オートエロティック」による不慮の事故の可能性も・香港美少女全裸水死体事件 反政府デモに参加していたことから香港が身柄を拘束、殺害した疑惑も ほか●第5章 奇々怪々・「L-8飛行船」墜落事件 船内にいるはずの乗務員2人が神隠しのように消失・実業家チャック・モーガン変死事件 見知らぬ女からの謎の電話と消えた大金・夜狸猫事件 一晩のうちに全村民、家畜が消失。中国政府の関与を疑う説も・ハマル=ダバン事件 嘔吐、出血、けいれん。唯一の生存者が語った恐るべき死の瞬間・堺市市営住宅首つり事件 「あなたの部屋で人が死んでいる」。始まりは1本の怪電話だったほか■著者 鉄人ノンフィクション編集部
今日本で最も優しい音楽を奏でる男の人間賛歌――。誰よりも’普通’だった青年は、誰よりも傷つき悲しみ、そして支えられてきた。そのすべてがアンサンブルとなり、自分を見つけていく。「さまざまな人にとっての’sumika(住処)’のような場所になって欲しい」バンド名の由来にもあるように、sumikaの音楽はとにかく優しく、人への愛にあふれている。その中心にいる、すべての楽曲の作詞を手掛けるフロントマン・片岡健太。彼の紡ぐ言葉は、人々に寄り添い、そっと背中を押してくれる。その源はどこから来ているのだろうか。挫折の連続だった中学時代、愛する人の裏切り、度重なるメンバーの脱退、声を失った原因不明の病etc.「人との関わりで多くの絶望を味わいました。でもそれ以上に、人との関わりに救われてきた僕は、ようやく’自分’を見つけることができました」と彼は語る。本書は、そんな片岡健太と、彼と関わる人々との記録を綴った人間賛歌エッセイ。オール本人書き下ろしに加えて、故郷の川崎市や思い出の地を巡った撮り下ろし写真も多数収録する。「特別な才能があるわけじゃない」「1人では何もできない」「昔も今も常にあがいている」、凡者・片岡健太のすべてをさらけ出した一冊。’自分は何者でもない’と悩む人へ――。明日からの景色が、ちょっぴり明るく見えるはず。
みんな電子出版を馬鹿にしてきた2014年、Pamlinkが企画製作した『出版の未来』シリーズ第3回’電子書籍を問い続けて’の音声インタビューです。ナビケーターとして「MACLIFE」の編集長だった高木利弘さんが担当しました。音声は、Apple Musicで公開されています。このデータをテキスト化し、関係情報などのリンクを施しました。音声から発した小さな’本’が成り立つことを明らかにしています。テキスト情報を読み、戻り、咀嚼してご覧いただきたいとおもいます。【目次】電子出版とは何かを問い続けて 1章 ボイジャーを設立するまで 2章 初期作品『A Hard Day’s Night』 3章 エキスパンドブックから 4章 ガラケーからスマホへ 5章 インターネット・アーカイブとの出会い 6章 青空文庫 富田倫生の思い出 7章 浜野保樹が伝えた新しいメディア 8章 貧しいけれども’自由’付録1 出版人・広告人 100号 インタビュー付録2 チャレンジすることを忘れてはいけないあとがき【著者】萩野正昭株式会社ボイジャー創業者。1946年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。1969年港湾建設会社に就職、埋立造成工事に従事。1970年から東映教育映画部で契約演出職として働く。1981年レーザーディスク制作・企画、1990年パイオニアLDC取締役映画製作部長として映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。デジタル出版事業を開始。2013年ボイジャー代表取締役を退任、現在は取締役。著書に、『電子書籍奮戦記』『木で軍艦をつくった男』『これからの本の話をしよう』などがある。高木利弘1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。『MACLIFE』など、コンピュータ関連雑誌の編集長を歴任。 株式会社カシスで企画・開発したナレッジプロセッサKacis Publisher/Kacis Writerは、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー2001」を受賞する。近著は、『The History of Jobs & Apple』、『ジョブズ伝説』、 『iPhone・iPadヒットアプリ調査報告書2012』など。 株式会社クリエイシオン代表取締役。
緩和ケアの第一人者が大腸がんを宣告された。抗がん剤治療を始めるが副作用が激しく、進行も止まらない。標準治療をいったん止め、高額な治療ではない方法を探すこと2年。自ら実験台となり、既存の療法を組み合わせ、可能な限り苦しくなく、大きく悪化もしない方法にたどりついた。がんとの共存をめざす医師による新提案。
水星の極地で1兆トンの氷が観測され、金星では海の痕跡が見つかった。土星の衛星からは美しい間欠泉が噴き出し、冥王星にはハート型の窒素の氷河が……。探査機ボイジャーの打ち上げから45年。次々と明らかになってきた、まったく新しい「太陽系」の姿とは――。NHKの人気番組に最新の知見を加えて描く宇宙研究の現在地。
戦後,沖縄はアメリカの施政権下にあり「軍事植民地」状態に置かれていた.基本的人権が保障されない中で,人々は厚く巨大な壁にどのように立ち向かったのか.琉球新報の大型企画「沖縄戦後新聞」を読み解きながら,日米琉の視点を盛り込み,さらに同時代を生きた三人の政治家の歩みを重ねてたどる‘もう一つの現代史’.
「テロとの戦い」において「敵」だったはずのタリバンが,再びアフガニスタンで政権を掌握した.なぜタリバンは民衆たちに支持されたのか.恐怖政治で知られたタリバンは変わったのか,変わっていないのか.アフガニスタンが生きた混迷の時代には,私たちが生きる現代世界が抱えた矛盾が集約されていた.
辞任させられたCEOが挑んだ勝ち目のない戦いは類例を見ない大逆転劇を生んだ。ドラマよりドラマティックな企業ノンフィクションの新たな傑作!コーポレートガバナンスとは何か?会社とは誰のものか?(目次・抜粋)第一章 霹靂 LIXILグループの社長兼CEOの瀬戸欣哉のスマートフォンが突然鳴った。「急な話だけれど、あなたには辞めてもらうことになりました」第二章 齟齬 なぜ瀬戸は辞任させられたのか。取締役会議長で、事実上のオーナーである潮田洋一郎とはいくつかの点で経営への考え方が異なっていた。第三章 真相電話での「通告」から四日後、CEO交代を発表する記者会見は異様な雰囲気に包まれた。その日の晩、瀬戸の事実上の解任の経緯が明らかになる。第四章 波紋瀬戸の辞任劇を異常なことと感じ、LIXILグループの幹部、マスメディア、機関投資家など、社内外の関係者が動き出した。第五章 決断第六章 蜜月第七章 反骨 第八章 仰天第九章 秘密第十章 共闘第十一章 布告第十二章 集結 第十三章 正義第十四章 援軍第十五章 混沌第十六章 深謀第十七章 激突第十八章 敗北第十九章 不屈第二十章 奇跡ついに運命の日は来た。二〇一九年六月二十五日、LIXILグループ第七十七回定時株主総会で待っていたのは信じられないような大逆転劇だった。
「ぼく自身が語る、ぼく自身の物語」―― ブルーに魅了された少年が、29歳で映画史に 残る名作『グラン・ブルー』の映像化を成し遂げるまでの 圧倒的な熱量に満ちた回想録『グラン・ブルー』(1988)、『レオン』(1994)、『フィフス・エレメント』(1997)など、数々の名作を生み出した映画監督リュック・ベッソンが、少年時代にブルーに魅了され29歳で『グラン・ブルー』の映像化を成し遂げるまでをはじめて語りつくした。強烈な生い立ち、人生を変えた海との出会い。映画への情熱にめざめ、試練を乗り越えながら映画監督への道を進んでいく青年時代。ハリウッドスターたちの素顔、映画制作の裏側――映画史に残る名作『グラン・ブルー』は、少年ベッソンのブルーへの憧れが始まりだった。「これからぼくは、この本のなかで自分をさらけだす。これはぼく自身が語る、ぼく自身の物語だ。そのなかで、ぼくは嘘もごまかしもなく、ぼく自身の姿を露わにしたいと思う。子どものぼくの声で、子どものぼくの心で、生の真実だけを……時を経て美化される前の体験を、そのままに……・」――はじめに より〈目次〉はじめに第一章 ぼくはまだ暗闇のなかにいた第二章 小石だらけの小さな湾で第三章 ギリシャ、タコ、ウツボ第四章 ぼくが手にした一つの言語第五章 映画、写真、音楽第六章 イルカと青い世界の底へ第七章 書く習慣ができた第八章 ジャック・マイヨール第九章 映画を作りにパリへ第十章 兵役とカンヌ映画祭第十一章 これがぼくの家族第十二章 エリック・セラ第十三章 ジャン・レノ第十四章 『最後の戦い』第十五章 受賞、そしてゴーモン社試写室へ第十六章 パリからタオルミーナまで第十七章 スティングとイザベル・アジャーニ第十八章 『サブウェイ』第十九章 ウォーレン・ベイティ第二十章 ロザンナ・アークエットとジャン=マルク・バール第二十一章 途方もない冒険の日々第二十二章 『グラン・ブルー』著者リュック・ベッソン(Luc Besson)映画監督。1959年、パリ生まれ。『最後の戦い』(1989)で長編映画監督デビューを果たし、『サブウェイ』(1985)、『グラン・ブルー』(1988)、『ニキータ』(1990)、『レオン』(1994)など、映画史に残る名作を次々と生み出す。人気シリーズ『TAXi』『トランスポーター』『96時間』では制作・脚本を担当。2000年代からは、ファンタジー『アーサーとミニモイの不思議な国』(2006)や、クライム・コメディ『マラヴィータ』(2013)、SF『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017)、スパイ・アクション『ANNA/アナ』(2019)など、幅広いジャンルでメガホンを取りつづけている。監訳者大林薫(おおばやし・かおり)フランス語翻訳家。青山学院大学フランス文学科卒業。主な訳書にジャコメッティ&ラヴェンヌ『ナチスの聖杯』『邪神の覚醒』『亡国の鉤十字』(以上、竹書房文庫、監訳)、ラウィック『わたしの町は戦場になった シリア内戦下を生きた少女の四年間』(東京創元社)、ヴィスコリオージ『モンブラン』(エディション・エフ)がある。
入手困難となっていた名著『トキワ荘青春日記』は、伝説のアパート「トキワ荘」を舞台に’まんが道’にすべてをかけた著者が、生きて、描いて、愛した日々の克明な記録。コンビであり親友でもあった藤子・F・不二雄をはじめ、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、寺田ヒロオ、鈴木伸一ら盟友と過ごした青春の日々をつづっている。今回の復刊では自伝的漫画『まんが道』を挿絵に、臨場感あふれる作品に再編。遺稿となったラフ画も掲載する。
見果てぬ夢、至高の頂へ。キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル……人馬一体で悠久の未来へと疾走する、感動のノンフィクションノベル!挑戦者の孤独と憂鬱、そして怒り。逆境を越えて、ビジネスでも競馬でも勝つためのアイディアが詰まった一冊。――サイバーエージェント代表取締役 藤田晋正解も方程式もない、競馬の真の面白さがここにある。あのダービーの感動が克明に蘇りました。――JRA騎手 武豊「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。幸治には、体でそれがわかっていた。
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。最新ハワイの楽しみ方&元気になる虹の格言。たくさんの愛とハッピーをくれる楽園、ハワイ。ハワイ在住24年目のカリスマコーディネーター・マキさんから、ハワイロスを感じている人たちにも元気を届ける前向きになるエッセイ&最新ハワイの楽しみ方ガイド。ハワイには’レインボーステイト(虹の州)’という愛称があり、毎日のように出会える虹がハッピーパワーをもたらしてくれます。この本では、虹を形作る1色ごとに「6色の虹の格言」として、幸せを掴む秘訣や人生を好転させる方法をハワイの景色と共に綴っています。元気が出る「レッドの格言」ポジティブになる「オレンジの格言」自分を輝かせる「イエローの格言」自分らしくいられる「グリーンの格言」人とうまくいく「ターコイズの格言」素敵に歳を重ねる「パープルの格言」さらに、変わるハワイ、変わらないハワイ55軒の最新ガイド付き。マキさんも認めるハワイラバーズ・菅野美穂と豊川悦司とのハワイトークも収録。※この作品はカラーです。(底本 2022年6月発行作品)
生活困窮者支援の取り組みで注目を集めている神奈川県座間市。「誰も断らない」をモットーに、官民がタッグを組み困窮予備軍にも救いの手を差し伸べている。人口13万人ほどの小さな自治体で奮闘する、型破りな職員たちの姿を追う渾身のルポ。
JAPAN PODCAST AWARDSベストナレッジ賞受賞の人気番組が待望の書籍化!7つの学問の研究者と深井龍之介氏・野村高文氏が対談したpodcastを書籍化。様々な選択肢があるがゆえに、迷いや嫉妬が生まれる現代に、世の中をあらゆる視点から捉え、自ら選択できる能力を身につけるための、リベラルアーツの思考法を紹介する。【目次】はじめにchapter.01 リベラルアーツの力を考えるchapter.02 物理学:「直感」を身につけて、判断力を手に入れろ ×北川拓也chapter.03 文化人類学:感染症も経済も、世の中はすべて文化人類学の研究対象になる ×飯嶋秀治chapter.04 仏教学:実はきわめて論理的な、仏教の世界へようこそ ×松波龍源chapter.05 歴史学:歴史を学ぶことで「つっこみ力」を磨け ×本郷和人chapter.06 宗教学:キリスト教が、世界を変えた理由 ×橋爪大三郎chapter.07 教育学:現代に再び現れた「松下村塾」の実践 ×鈴木 寛chapter.08 脳科学:感情の仕組みを脳から読み解く ×乾 敏郎おわりに─7つの対話を終えて
都心から郊外に向かって人の流れが「逆流」し始めている。東京都からの転出者数が増える一方で、移住や二拠点生活の希望地に首都圏とその隣接県があがるようになった。コロナ後の時代では、「下り列車」に揺られて幸せな未来をつくる生活様式こそが新しい生き方だ。人生や働き方を変える/トカイナカで起業する/ローカルプレイヤーになる/よそ者力を発揮する/有機農業をする/パラレルワークする/古民家生活をする――。目次はじめに 第1章 トカイナカで生き方、働き方を変える ─神奈川県鎌倉市、長野県軽井沢町第2章 トカイナカでローカルプレイヤーになる─千葉県富津市金谷第3章 トカイナカで起業する─埼玉県ときがわ町第4章 トカイナカで古民家暮らしをする─千葉県匝瑳市、埼玉県ときがわ町第5章 トカイナカでよそ者力を発揮する─千葉県いすみ市第6章 トカイナカを六次化する農業─埼玉県小川町・ときがわ町一帯終章 この国の再生は地方から
終末期医療患者の願いをかなえる付き添い看護サービス「かなえるナース」。その現場で起きていたこととは……。温かい涙があふれ出るドキュメンタリー短編集。【前書きより】人は、心からやりたいことや願いを描いたとき、とてつもないパワーが湧いてきます。それまで意識がもうろうとしていた方が目を覚まし、寝たきりだった方が起き上がり、念願のときをめいっぱい楽しむ姿を何度も目の当たりにしました。「願い」が、病を、余命を超える瞬間があるのです。本書では、人生最期の願いをかなえ、自分らしい人生を生き切った9人の方々とそのご家族の物語をお届けしていきます。その中には「かなえるナース」でお手伝いした方々をはじめ、訪問看護師時代に出会った方々や自分自身の家族のエピソードもあります。命の残り時間が迫る中、ご自身や、かけがえのないご家族のために、なんとしてでも思いを遂げようとする。その姿に幾度となく心打たれる場面がありました。この本には、それぞれの方たちの願いの実現をお手伝いする中で、僕自身が見たこと、感じたことをありのままにつづりました。9つのストーリーの中に、皆さんの心に残る何かが見つかりますように。
さっと読めるミニ書籍です(文章量13,000文字以上 14,000文字未満(10分で読めるシリーズ))【書籍説明】十億円もらえるかわりに、一生コレしか食べられない。ネットなどでもよく見かける「あるある」です。人間は雑食性の生物ですから、色々な食べ物を美味しく戴ける幸せがあってこそ、先のような選択肢で遊べると言えます。しかし自然界には、この選択肢がご褒美でしかない程の、超偏食性な生物たちが存在します。本書では、それら偏食生物たちの、ちょっと変わった生態をご紹介してゆきます。【目次】一 偏食とは二 マイマイカブリその(1) 偏食界のトップスター?その(2) いわゆるカタツムリ食その(3) 触ると危険!三 ハキリアリその(1) アリという昆虫その(2) 農業をする虫?その(3) ハキリアリの社会とは四 カマキリタマゴカツオブシムシその(1) 名前の由来その(2) 生態その(3) 人間との関わりその(4) 恐るべき生存戦略五 コアラその(1) コアラという生物その(2) 地域ごとの特色?その(3) 超狭食性は母譲りその(4) 生殖器官と胎児その(5) 離乳食
未来世紀に向かって伸びる会社とは? いたずらに企業規模や売上高を誇るのではなく、「女性を幸せにする」「美しい女性をつくる」そんなポリシーをもつ会社があった。女性相手のビジネスで世界制覇をめざすワコール、その創業から東南アジア進出、アメリカで成功するまでの苦闘のドラマを関係者の証言で構成。『ふたつの轍』を改題
意見が対立することや面倒な議論を政治家は先送りにしてきた。経済、医療、安全保障等、すべてにおいてツケは溜まっていくばかり。次の世代がその負債を背負わされ、国が滅びていくのを見過ごして良いはずがない。ならば、どんなに煙たがられようとも、異議を唱え、信じる正論を語り続けるしかないではないか――政界きっての政策通が新型コロナ禍から国防まで直近のテーマをもとに正面から堂々と語る論考集。
文在寅大統領は在任期間中、一貫して民主政治を壊そうとしていた。三権分立を無視した検事総長の解雇、検事や裁判官を捜査するための「ゲシュタポ機関」創設、「メディア懲罰法」制定の試み……。そのすべては「従中・反米・親北」という政治路線と符合していた。文在寅にクビにされたその検事総長が新大統領に就任した今、果たして韓国は変わるのか。朝鮮半島「先読みのプロ」による冷徹な観察。
「胸さわぎの腰つき」の衝撃から44年。以来ずっと桑田佳祐は自由に曲を書き、歌ってきた。日本語を巧みにビートに乗せ、「誘い涙の日が落ちる」といった独創的な言葉を紡ぐ。情感豊かな歌詞で日本人の心を鷲づかみしながら、エロくキワどい言葉を投げ、愛と平和を正面から訴える。はたして桑田佳祐は何を歌ってきたのか――。サザンからソロまで1000に及ぶ楽曲のうち、26作の歌詞を徹底分析。その’ことば’に本質が宿る!
学校や店の「黙食」から、黙浴(銭湯)、黙煙(喫煙所)、黙乗(バス)まで――。理由のないことではないだろう。しかし、今日もこの国には閉塞感いっぱいのキャッチコピーが溢れ続ける。恐ろしいのは、コロナにナーバスになりすぎる人と、スマホで価値判断を狂わせた人の急増だ。大方の世界の流れに逆行し、政府とメディア、「専門家」たちは人々をいかにミスリードしてきたか。ネットニュース編集者によるコロナ狂騒観察記。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。昨今、ニュースでも話題にのぼることの多い、クマによる獣害事件。絶対的対処法のない巨大生物に、人はどう付き合うべきなのか?本書は、明治から令和にかけて、人がクマに襲われて亡くなった事件のうち、記録がのこるものはほぼ全て収録。当時の報道や、関係者の証言から浮かび上がる衝撃の現実。熊撃ち猟師の経験談、専門家の研究成果も参考に「森の王者」クマの実態に迫ります。●巻頭ルポ「山形 戸沢村人喰い熊事件」の通説は本当だったのか?1988年、約半年の間に、3人が犠牲になった死亡事件。「加害グマの正体は、村で飼っていた子グマだった」との説は本当なのか? その真相に迫るべく、現地調査を敢行。●インタビュー クマ撃ち猟師が語る「生きたクマ」の実像190kgのクマを仕留めたこともある、現役猟師の高柳盛芳氏が、危機一髪の経験談など、生身のクマ体験談を語る。●分析 日本のクマ最前線ヒグマ、ツキノワグマの研究家、坪田敏男(北海道大学教授)、山崎晃司(東京農業大学教授)両氏に取材。個体数の推移、近年の獣害事件の特徴、動物学的特徴などを通じ「日本のクマは今、どうなっているのか?」を探る。【第1章クマ事件簿:明治・大正・昭和初期】1875年 北海道弁辺村1878年 札幌丘珠事件1904年 北海道下富良野町1915年 三毛別羆事件1917年 北海道剣淵町1923年 石狩沼田幌新事件1949年 北海道大雪山旭岳【第2章クマ事件簿:昭和後期】1970年 福岡大学ワンダーフォーゲル部羆事件1971年 北海道滝上町1973年 北海道厚沢部町1974年 北海道斜里町1976年 風不死岳事件1976年 北海道下川町1977年 北海道大成町1983年 秋田県田沢湖【第3章クマ事件簿:平成・令和期】1990年 北海道森町1999年 北海道木古内町2000年 山梨県市川大門町2001年 北海道札幌市2001年 北海道白糠町2006年 富山県入善町2008年 北海道標津町2010年 北海道帯広市2012年 秋田八幡平クマ牧場事件2016年 十和利山熊襲撃事件2021年 北海道厚岸町2021年 北海道福島町2021年 北海道夕張市
死刑という「安息」──なぜ人を殺すことでしか、彼らの思いは遂げられなかったのか。「死刑になるため」、「無期懲役になるため」と、通り魔を行い、放火をし、見ず知らずの人を傷つける凶悪犯が後を絶えない。彼らはなぜ、計画を実行し犯罪をおかすことができたのか。我々と、あるいは彼らと同じ境遇にいる人々と、何か違うのか。本各界の研究者、彼らを救済する人びとに上記の問いを投げかけ、そのインタビューの中から「彼ら」の真の姿、そして求めているものを探る、ルポルタージュ。【取材者】秋葉原無差別殺傷事件犯人 加藤智大の友人 大友秀逸氏宅間守・宮崎勤らの精神鑑定士 長谷川博一氏東京拘置所・死刑囚の教誨師 ハビエル・ガラルダ氏永山則夫の元身柄引受人候補 市原みちえ氏10代少女毒物殺人事件 支援者 阿部恭子氏元刑務官 坂本敏夫氏 など【目次】第一章 加害者家族を救う人 阿部恭子 NPO法人World Open Heart理事長第二章 自殺と他殺を受け止める人 大友秀逸 「秋葉原無差別殺傷事件」犯人 加藤智大の友人第三章 死刑囚に寄り添う人 ハビエル・ガラルダ 教誨師第四章 「傷つけたい」思いと対話する人 長谷川博一 こころぎふ臨床心理センター センター長第五章 「生きづらさ」に向き合う人 大石怜奈・石神貴之 学生団体YouthLINKメンバー・OB第六章 「死刑になりたい」殺人犯を支え続けた人 市原みちえ 「いのちのギャラリー」管理人第七章 家族と嗜癖から人間を見る人 斎藤学 家族機能研究所・精神科医第八章 社会と犯罪の関係を研究する人 岡邊健 京都大学大学院教育学研究科 教授第九章 死刑を執行する人 坂本敏夫 元刑務官あとがき
【没後35周年記念出版】ふりむくな、ふりむくな、後ろに夢はない。20歳のときに重病ネフローゼが発症、自分が若くして死ぬことを知りながら、47歳最後の瞬間まで生き抜いた「言葉の錬金術師」寺山修司のベスト・メッセージ!
かつて某大メジャー誌で連載、読者アンケート1位もとり、数本テレビドラマ化もされた、人気漫画家だった、わたし「T」。いつしかマンガの仕事が途絶えて流浪のバイト生活に。やがて辿りついたのはマンション管理人の仕事だった!「高齢者の仕事」と揶揄されるマンション管理人の日常とは?持ち込まれる苦情処理は?困った住人、ヤバい住人への対応は?お金は?ゴミ出し攻防は?マンション管理会社のシステムとはとか?元人気漫画家の赤裸々なマンション管理人の日常を描いた実録日記─
高齢化! こうしてあなたは’殺される’。―10人に9人は病院のベッドで、あの世いき―薬漬け、チューブまみれで死にたいか。 現代医学の神は死神。目的は金儲けだけ。 愛する人が殺されても、もう悲しみにくれたくない。 体中、チューブだらけで、スパゲティーのように死にたいのか。 理想的な死に方とは、眠るように自然に死ぬこと。これ以上、病院に殺されないで! ’高齢化社会の闇’の全貌を、反骨のジャーナリスト、 船瀬俊介が徹底的にあばいた必読の書。