【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
桐島洋子と三人の子供たちが繋ぐ家族の物語。「この伝記を読めば、なぜ私たちが桐島さんにあれほど熱狂したかわかる」…林真理子(作家)フリージャーナリストとしてマス・メディアで活躍するかたわら、未婚のまま、かれん、ノエル、ローランドの三姉弟を育て上げ、「女性の自立と成熟」の代名詞として女性の絶大なる人気を集めた桐島洋子による、破天荒で波瀾万丈な自伝に加え、三人の子供達が、母への思いを存分に綴った、最初で最後の「桐島家」本格自叙伝。長年の桐島洋子ファンをはじめ、自分らしく生きることを模索する現代の女性たちに、年代を超えて勇気と元気を与えてくれる1冊。「大胆不敵で聡明で驚くばかりの行動力。お嬢様育ちで女王様のようでもあり、恋をすると熱烈――」(桐島かれん)「人間としての母に対する私たちのリスペクトは揺るぎないものです。その絆はどんなことがあっても変わりません」(桐島ノエル)「現代のシングルマザーたちが置かれている環境も大変ですが、母の生き様が少しでも励みになってくれたら幸いです」(桐島ローランド)今こそ知りたい! 「桐島洋子」という生き方。
新型コロナ禍で現場に行けなくなったNHKスペシャル取材班が、デジタル調査報道でミャンマー騒乱の「真相」を突き止めるまで――。19歳少女は軍に銃殺されたのか? ミャンマー軍はなぜ暴走したのか? 報道は激動の世界で何ができるのか?NHKの特別調査チームが「オシント(OSINT:Open Source Intelligence)」を駆使した新しい調査報道に挑戦した奮闘記。インターネット上の様々な情報や、SNSに投稿された動画や画像、地図情報や衛星画像など誰もがアクセスできる「公開情報」を使って、「不都合な真実」を暴くことはできるのか?【本書のおもな内容】●ロシア・ウクライナ報道でも注目される「OSINT(オシント)」●現地に入らずに取材をする「新しい手法」●1000件以上のデータ分析・検証で見えた「真相」●「自撮り」でドキュメンタリーを作る●新型コロナがヒトに感染したのはいつだったのか●世界中が注目するネット調査集団「べリングキャット」●ダイニング・キッチンから「軍の非道」を暴く●SNSから投稿が突然消えていった背景●「4秒に満たない動画」に映っていたもの●位置情報や衛星画像という「強力な武器」●市民への攻撃に使われた兵器を特定する●元将校たちが明かした「クーデターの真の理由」●誰もが「権力ウォッチャー」であるために【目次】■第1部 コロナ禍で模索する国際報道の現場第1章 誰も現地に行けない…Nスペ「ミャンマー」に辿り着くまで第2章 OSINTを駆使するデジタルハンターとの出会い第3章 クーデター発生!「ダイニング・キッチンでの’闘い’」 ■第2部 デジタル調査団結成! オールドメディアの挑戦第1章 「OSINTチーム」前途多難の船出第2章 「エンジェルの死の謎」に挑む■第3部 総勢30人の取材班が結集・奮闘の記録第1章 オンラインでOSINT技術を学んだディレクターたち第2章 ウェブサイトとの連動に挑戦■第4部 OSINTで軍暴走の闇を暴け!第1章 未解明の’バゴー事件’の検証第2章 軍の暴走の背景に何があったのか?
「仮普請」の近代国家=明治日本。未熟な政党政治の混乱から「国体」を護るための「保険」として、枢密院は創られた。しかし「制度」は、制度独自の論理により歩みはじめる。そしてついにはようやく成熟し始めた政党政治と対立し、政治争点化する。伊藤博文による創設から第二次世界大戦敗北、新憲法成立による消滅まで、その全課程を描く、新書初の試み。
小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『カフカスの小さな国』、緊急復刊!自由か、死か……人口80万の小国チェチェンはいかにして大国ロシアの侵攻をはねかえしたのか?自らの「独立と誇り」をかけたチェチェン戦士たちの1年8か月にわたる戦いに極限まで接近した傑作ノンフィクション!!プーチンとウクライナの「未来」を読み解く鍵ウクライナ侵攻の原点は第二次チェチェン戦争と言って間違いない。侵略される側からすれば「抵抗の原点」と位置付けられるであろう。そういう意味でチェチェンの抵抗とウクライナの抵抗は相通じるものがある。そして、少数者が持つ抵抗の思想と文化の中に、これからの世界の未来を照らす光のようなものを私は感じるのだ。(「はじめに」より)「ロシア支配」からの独立を目指して戦った人々を現地取材!2022年2月24日、ロシア軍によるウクライナ全面侵攻のニュースが飛び込んできた。その瞬間、私は、28年前に始まったチェチェン戦争を思い出し、その当時から現在に至るまで起きた出来事の数々が、ビデオを高速で巻き戻すかのように蘇ってきたのである。なぜなら、ソ連崩壊で政治も経済も精神的にも混迷を深めたロシアが、かつての大ロシアの栄光を求めて暴走し始めたのが、チェチェン戦争だからだ。その延長線上にウクライナ戦争があるとも言えるだろう。(「はじめに」より)
1980年代に大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。人々はいまなおそれを解く速さを競い合い、創造性の源、知性のシンボルとしてとらえてもいる。一方、その考案者の感性や思想は、キューブさながらにシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼が、いかにキューブを考案し、そこから何を学んできたのか、赤裸々に語る!
職場で、家庭で、SNSで、他人と意見がぶつかってしまったら、どう対応すればいいのだろう? 相手を論破したり、やりすごしたりするよりも、あえて意見の対立に向き合うほうが、驚くほどの成果を生むこともあるのだ。話題作『[子どもは40000回質問する』の著者が、数多くの面白い実例と研究をもとに、他人とのわだかまりを解消し、意見の対立から具体的な成果を生みだすための原則・秘訣を明かす!
ロシアのウクライナ侵攻は、第3次世界大戦となるのか? 日本はどうなるのか? 歴史にすべての答えがある! 戦争、格差、天皇、危機下の指導者──。日本を代表する二人のジャーナリストが厳正に読み解く「時代の潮目」。過去と未来を結ぶ熱論!
社会や価値観が変化するなか、消費のあり方はどう変容してきたか。所有からシェア的なものへと移行が進んだ「第四の消費」社会を分析。何に豊かさを見いだすのか。コロナ禍で強まりをみせる孤独、格差、分断等も考察、消費から見えてくる社会のありようと今後を探る。
遥か昔、ペルー・アマゾンの奥地。白人に奴隷化された先住民イネ族の男が主人を殺し、仲間と逃げた。全滅を避けるため二手に分かれ、それきりに。密林で語り継がれた別れの記憶と再会の願い。「森で別れた仲間(ノモレ)に会いたい。友(ノモレ)を探してくれ」――。百年が過ぎ突如現れた未知の先住民と接触したイネ族のロメウは、彼らがノモレの子孫ではないかと感じ始める。人間の存在を問う圧巻の記録。(解説・東畑開人)
飢え、酷寒、重労働という「三重苦」に耐え、シベリア捕虜たちが生き抜いた強さはどこから生まれたのか。残された絵画、俳句・川柳・短歌のほか沿海地方などの楽劇団の活動から、苦難の体験を「生きる力」に変えた芸術表現や精神性をたどる。
「理想の彼氏」たちはなぜ、次々とわがままな女につかまるのか!?――「出会いがない」「『いい男』がいない」「だれも好きになれない」そんな悩みがなくなる本!!●幼いときから甘えてはいけませんといわれ続けているあなたに、急に甘えろといってもむずかしい。だが男性に甘えることが、より高度な愛にいたるステップだとしたら、あなたにもできるのではないか。だれよりも自立心が旺盛なパリジェンヌが、恋愛をまっとうする術をとくと拝見してみようではないか。――<「はじめに」より>
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「じぶん」とつながることは「みんな」とつながること――。大ベストセラー処女作から最新書き下ろしまでが1冊になった。窪塚洋介の原点から未来までを貫く、愛に満ちたメッセージ!●「20」2000.5.7●「聖邪の行進〜幻想戯曲『解放軍』より 四季のある楽園」2001.3.10●「GO〜FUCK’N SPECIAL ISSUE respect edition」2001.10.20●「地球維新 after PIECES OF PEACE」2003.12.20
1988年に62歳で亡くなった荻昌弘さんは、映画評論家としてばかりでなく、グルメ、あるいはオーディオについても深い造詣を持った方でした。今回は長らく絶版になっていた荻さんの評論集から、作品についての鑑賞・批評を新書として一冊にまとめました。荻さんの、名文と言っても過言ではないその見事な文章を、心ゆくまで味わって下さい。
双葉先生が’スクリーン’に50年に渡って書き続けてきた人気連載「ぼくの採点表」のために原稿を起こしながら、誌面の都合などで掲載されなかった作品をすべて集めました。その数177本! 1991年から2001年まで、これまで読めなかったあの作品の批評の登場です!
先年惜しくも亡くなられた映画評論界の重鎮・双葉十三郎先生が’スクリーン’に寄稿したすべての原稿をまとめるシリーズです。今回は、1976年2月号から16回に渡って連載された、事件やスキャンダルなどアメリカ映画界の裏話的なさまざまなエピソードでつづった新しい試みのアメリカ映画史です。
平成20年2月13日に92歳で亡くなった映画監督・市川崑。娯楽映画から実験的映画、さらにはテレビ時代までを幅広く手掛け、昭和の日本映画黄金期から21世紀初頭まで、第一線で映画制作に取り組んだこの監督と生前から親交のあった著者が、その生涯に迫ります。未亡人となった脚本家の和田夏十さんにも取材を重ねての、決定版伝記です。
イングリッド・バーグマンの不倫騒動やマリリン・モンローの謎の死、疑惑のまま無罪となった妻殺し事件など、華やかなアメリカ映画界の裏にあるスキャンダルの数々。その60年近くにわたるハリウッドの裏面史を、詳細な調査の基にまとめあげた貴重な一冊。映画ファンのみならず、ショッキングな現実に誰しもが驚かされることでしょう。
オキナワ爆笑珍騒動!ウソみたいなホントの話。アメリカ占領下の沖縄で魚屋のオバーが起こした裁判は、復帰運動に火をつけた!1963年沖縄。祖国復帰を願う沖縄の人々が、日本の味として食べていたサンマ。サンマには輸入関税がかけられていたが、その根拠は統治者アメリカが制定した「布令」。しかし、関税がかかると指定された魚の項目に、「サンマ」がなかったことが発覚。「関税がかかっているのはおかしい!」と、とある魚屋のオバーが、徴収された税金の還付訴訟を起こす。いつしかこの「サンマ裁判」は、アメリカを追い詰める民主主義を巡る闘いとなっていく。1960年代をかけぬける、パワフルでチャーミングなウチナンチュの群像劇!・最強の高等弁務官にケンカをうった魚屋・玉城ウシ・破天荒なビッグマウス弁護士・下里恵良・アメリカが最も恐れた政治家・瀬長亀次郎・生中継で「ありえない」祈りを口にした宣教師・平良修・自治のために決死の抗議文をたたきつけた裁判官たち……【目次】プロローグ第1章 魚屋の女将・玉城ウシを探せ第2章 サンマと布令第3章 旋風と呼ばれたキャラウェイ高等弁務官第4章 サンマ裁判の弁護士・下里ラッパ第5章 サンマはどう裁かれたか第6章 第二のサンマ裁判第7章 サンマとカメ第8章 伝説となった祈り第9章 友利・サンマ裁判ついに決着第10章 サンマに火をつけたのは誰か第11章 民主主義とは?エピローグ主な参考文献
「地方創生」のトップランナーが明かす、ローカルビジネスのつくり方!ミッションは少子高齢化で存続の危機に直面した崖っぷちの村を再生すること――。『ガイアの夜明け』など、テレビ、雑誌で話題沸騰! SDGsの最新トレンド。山梨県小菅村の分散型ホテル「NIPPONIA小菅 源流の村」、JR東日本と展開する「沿線まるごとホテル」、長野県信濃町の「癒しの森事業」……。日本全国の名もなき地域の活性化を担い、いま最も注目されるコンサルティング会社「さとゆめ」は、いかにして数々の斬新なプロジェクトを成功に導いたのか――。 目次第一章 ’ふるさと’を仕事にする第二章 「さとゆめ」の創業第三章 「伴走」で地域の未来を変える第四章 700人の村がひとつのホテルに第五章 700人の村がひとつのホテルに Walk in Kosuge第六章 「さとゆめ」というプラットホームーー「地方創生」新時代の組織のかたち第七章 十年後を見据えての地方創生――「沿線まるごとホテル」JR東日本との挑戦
長年見過ごされてきた、教員から教え子へのわいせつ事案。近年では、SNSを利用した教員・生徒間のコミュニケーションや、少子化によって生まれた「空き教室」の悪用などにより、被害者が増え続けている。読売新聞ではキャンペーン報道「許すな わいせつ教員」でこの問題を独自に調査。教育現場で起きていることや、その深刻な被害の実態、そして、国会での「わいせつ教員対策新法」の成立までを追った――。
コロナ禍で合コンや飲み会など出会いのチャンスが激減した一方で、孤独を深め、結婚相談所に入会して婚活をはじめる人が増えている。婚活現場の第一線に立つ著者によると、コロナ前と後では、会員の意識や価値観も大きく変わっているという。従来の価値観にとらわれない結婚の多様化が進んでいる。本書は、急激に変わっている日本の婚活の最前線で活動する、婚活男女の本音と現実に迫るドキュメントである。
進化論を生んだのはダーウィンではなかった!? 自然選択による進化の理論は、ダーウィンが何もないところから生み出したものではない。アリストテレス、荘子、ダ・ヴィンチ、ウォレス――古代ギリシャ時代からさまざまな形で存在していた「進化」概念の系譜をたどり【失われた鎖/ルビ:ミッシング・リンク】をつなぎ直す、進化論の進化史
人類はなぜ鼻呼吸をやめてしまったのか。その原因に18世紀以降の産業革命が関係しているとしたら? ジャーナリストの著者が、古代人と現代人の頭蓋骨を比較することで口呼吸への移行期を明かすとともに、神経系を活性化させる理想的な呼吸法について探索する。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「足」と「脚」って、それぞれどの部分かわかりますか?「耐える」と「堪える」、苦しみを乗り越えられるのはどっち?「収める」「納める」「修める」「治める」、自分のものになるのはどれ?「計る」「測る」「図る」「量る」「諮る」は使い分けられますか?◆漢字の使い分けができていますか?だれでも知っている漢字でも、改めて聞かれてみると、微妙な違いがよくわかりません。◆マンガで見れば、ストレスなく覚えられるでも、マンガで表現されると、違いが感覚的にわかりやすくなり、記憶に定着しやすくなります。◆漢字を知って表現の幅を広げるいつもひらがなで書いていては、こまかなニュアンスが伝わりません。適切な漢字を使って表現の幅を広げましょう。◆240項目の漢字が身につく使い分けが必要な主要な240項目を収録。これでもう使い分けに悩まない!
人間はなぜ物語を必要とするのか? 精神分析、政治、戦争、神話、歴史、そして昔話、小説、うた――。物語は社会のいたるところにある。平家物語などの「語り物」やアイヌのユカラとの対比、源氏物語の婚姻制度と母殺しの阿闍世コンプレックス……日本列島の物語を起源から、そして世界文学との比較から考える。「もの」とはなにか。「語り手」は誰なのか。物語理論の金字塔となる、伝説の東大講義18講、待望の文庫化!【目次】I 物語理論の進入点 1講 ものがたり と ふること 2講 うたとは何か 3講 うたの詩学 4講 語り手を導きいれるII 物語理論の基底と拡大 5講 神話から歴史へ 6講 神話的思考 7講 語り物を聴く 8講 口承文学とは何か 9講 昔話の性格 10講 アイヌ語という言語の物語III 物語理論の水面と移動 11講 物語人称 12講 作者の隠れ方 13講 談話からの物語の発生 14講 物語時称 15講 テクスト作りと現代語訳IV 物語理論の思想像 16講 『源氏物語』と婚姻規制 17講 物語と精神分析 18講 構造主義のかなたへ
居酒屋めぐりの第一人者・太田和彦氏が集大成として書いた新書(『日本の居酒屋──その県民性』)を、増補して文庫化。居酒屋をめぐって47都道府県を踏破した著者が、居酒屋を通して県民性やその土地の魅力にせまる。
1972年6月8日、ベトナム戦争末期に撮られた一枚の写真は、戦争の残酷さを余すところなく伝え、世界中に衝撃を与えた。その写真から50年、写真の「主役」となった少女のその後の波瀾万丈の半生を描いた感動のノンフィクション。大火傷からの奇跡の生還ー肉体的にも精神的にも苦痛の日々ーベトナム政府に「発見」され、監視下のもとプロパカンダの「道具」とされた日々ーボートピープルへ挑戦ー宗教をめぐる母親との対立ーはじめての西側への旅ーキューバへの留学と結婚ー必死の亡命ーそして寛容を訴える旅へ戦争とは?国家と個人の関係とは?自由とは?家族との絆とは?主人公キム・フックの物語は、いまの私たちにも多くの問いかけに満ちている。
◎「ウクライナ侵攻」後、世界の何が変わったのか・金融制裁の威力・アメリカと中国のメディアはどう報じたのか・プーチンは暴走か、追い詰められたのか・ヨーロッパの団結は本物か?・アメリカの分断は加速したのか、修復か→米中間選挙の行方・中国の誤算・日本および日本人は変わったか?◎秒読み開始か、中国の台湾侵攻・ウクライナ侵攻が台湾侵攻に与える影響(米国の視点、中国の視点)・台湾を着々と進めて来た習近平・人民解放軍、台湾侵略への動向と兆候・アメリカは台湾を本気で守る気はあるのか・鬼気迫る台湾外交◎日米欧vs.中露・エネルギー・食料・金融、デカップリングはどこまで進む?→世界は完全に二極化か・日本企業は直ちに脱露・脱中せよ・グローバル企業のビジネスモデルも終わり・民主国家の逆襲なるか・中国包囲網最前線・ならず者国家を集める中国・中東諸国・インドはどっちに着く◎習近平を追いつめる中国事情・不動産バブル、債務、インフレ、輸出消費の低迷、中国経済の異変・強権政治・失業率、デモ・権力闘争・米の金融凍結に脅える共産党幹部◎世界大戦の最前に立つ日本の覚悟・中国ロシア北朝鮮「悪の枢軸」に囲まれた日本・東アジアで高まる日本の役割・台湾侵攻=日本侵攻を防ぐために日本が直ちにすべきこと・核論議・岸田政権で大丈夫か?【著者プロフィール】石平(せき・へい)1962年中国四川省成都市生まれ。1980年北京大学哲学部入学。1983年頃毛沢東暴政の再来を防ぐためと、中国民主化運動に情熱を傾ける。同大学卒業後、四川大学哲学部講師を経て、1988年留学のために来日。1989年天安門事件をきっかけに中国と「精神的決別」。1995年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』を刊行して、中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、日中問題・中国問題を中心に評論活動に入り、執筆、講演・テレビ出演などの言論活動を展開。2007年末日本国籍に帰化。2014年『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP研究所)で、第23回山本七平賞を受賞。著書に、『習近平敗北前夜 脱中国で繁栄する世界経済』『アメリカは絶対許さない!「徹底抗戦」で中国を地獄に導く習近平の罪と罰』『習近平がゾンビ中国経済にトドメを刺す時』『アメリカの本気を見誤り、中国を「地獄」に導く習近平の狂気』『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(ビジネス社)など多数ある。ロバート・D・エルドリッヂ1968年、米ニュージャージー州生まれ。1990年に米国バージニア州リンチバーグ大学国際関係学部卒業後、文部省JETプログラムで来日。1999年に神戸大学法学研究科博士課程後期課程修了。政治学博士号を取得。2001年より大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授。2009年、在沖米海兵隊政務外交部次長に就任。15年5月同職解任。日本戦略フォーラム上席研究員やエルドリッヂ研究所代表など。
作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行。「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より) ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。 2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。(底本 2013年7月発行作品)
太平洋戦争で、日本はなぜ敗れたのか。本書で説く「克己心の欠如、反省力なき事、一人よがりで同情心がない事、思想的に徹底したものがなかった事」など「敗因21カ条」は、今もなお、われわれの内部と社会に巣くう。そして、同じ過ちをくりかえしている。これらを克服しないかぎり、日本はまた必ず敗れる。フィリピンのジャングルでの逃亡生活と抑留体験を、常に一貫した視線で、その時、その場所で、見たままのことを記し、戦友の骨壷に隠して持ち帰った一科学者の比類のない貴重な記録。ここに、戦争の真実と人間の本性の深淵を見極める。第29回毎日出版文化賞受賞の不朽の名著。