【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
男の急所を包む大事な布の話──明治になって服装は西欧化したのにズボンの中は古きニッポンのまま。西洋文明を大和心で咀嚼する和魂洋才は見えないところで深みを増し三島由紀夫に至った。『パンツが見える。』に続き、近代男子下着を多くの図版で明るみに出し、論考する。
撤退という困難な作戦の将として、日本軍将兵五二〇〇人の救出に成功した木村昌福提督―責任を取ると公言した上で、すべてを任せ、部下が迷った時だけ決断を下す。敵兵の命を奪わず損害を与え、限りなく部下の命を尊重する―上下や立場にはとらわれず、あくまでも人道を貫いた類まれなる指揮官の航跡を描く。
《竣工55周年記念出版》 来る者を拒まず、去る者を追わず――その存在は常に変わりゆく時代とともあった。1966年から変転を続けるNBW(中野ブロードウェイ)の世界へようこそ屋上プール付き分譲マンションと「まんだらけ」などのサブカル店舗群が同居した異空間。活況のインバウンドとコロナ禍を経て、’昭和の不沈艦’ は今なおアメーバ的進化を続ける。当地に暮らす著者がその全貌に迫った異色ルポ。中央線文化圏を先導した巨大建造物の伝説と現在--------------------------------------〈本書に登場する中野ブロードウェイのお店とゆかりの人々〉■古川会長率いる「まんだらけ」■激安弁当の「シャルマン」■8段ソフトクリームの「デイリーチコ」■店内コンサートで賑わう「中野名曲堂」■高級時計店の老舗「ジャックロード」■占いの「染心堂」「ばるばら」■村上隆の「Tonari no Zingaro」「TRIO」三田隆司、渡辺浩弐、大槻ケンヂ、タブレット純、沖縄電子少女彩、春日武彦、青島美幸、金子義孝……他多数。--------------------------------------
’向こう側’から見た引き裂かれたアメリカの真実アメリカは病んでいる。歴史上、最も死に近づいている。米国の根幹をなしていたはずの「自由と正義の死」が、目前に迫っている。トランプを破り、勝ち取ったはずのバイデン政権は、民主党支持者からさえその正統性を疑う声が上がり、各州では草の根の市民たちが自腹で選挙の監査を続けている。最も惨めなアメリカの敗北と呼ばれ、すべてのアメリカ人が怒りに震えた8月末のアフガンからの撤退失敗。作戦の無様さのみならず、水面下で進んでいた密約の話も暴露され、嘘で塗り固められた政権の実像が姿を現した。世界的な原油高、そして米国で突出するインフレ。原因は「コロナ後の景気回復」などではない。「気候変動」のためと称し、米国自身が原油の採掘をストップし、パイプラインを止め、さらに高額の失業保険を垂れ流したために、誰も働かなくなったからだ。世界の苦しみの原因の一つは、アメリカの政策が生んでいる。国境の壁建設停止による不法移民の激増は、深刻な人身売買、薬物ギャングを大量に受け入れる結果となった。完全なる失政である。驚くほど低い支持率のもと、ワクチン義務化への反発は激化するだろう。狂気に近いポリコレで小学生たちが洗脳され、新たな性犯罪も多発するようになった。子どもを愛し、秩序を求める親たちは真実を知り、怒り、行動を始めた。Youtubeを始め、SNSも検閲され、ワクチンの安全性への疑問や、選挙不正への疑いは「BAN」され、最初から存在しないものとされている。「議論の自由」も「衆知を集めて検討しようとする民主主義」もそこにはない。完全に全体主義国家の手法だ。アメリカはますます分断され、矛盾に満ち、弱くなっている。そして今、間違いなく「最期」に向かいつつある……。本書は、主要メディアからはまったくわからないアメリカのリアルを、在米35年の日本人経営者が、生活者目線から伝える渾身のリポートをまとめた1冊。フェアで自由で、明るくチャレンジする’佳きアメリカ’を愛する著者が、正義を求める草の根の人たちの声や行動も拾い上げている。「新しい希望」はそこにあるのか? それを見つける旅は、シカゴから始まる。
『月の占星学』は、つきつめて言うと、’自分を知る’ことができ、 ’どう生きればいいのか’がわかる一冊です。そもそも月の星座とは、「無意識」や「本能」「気質」をみるものであり、ふだんの生活における、よりよいふるまいや暮らし方を教えてくれる占星術です。また、月によって示される性質は、人がどのように「感情」や「肉体」と関わるかを表したりもします。つまり、人が人とどう向き合うのか、どのような人間関係を築くのかを月の星座は示し、さらにどうすれば感情が満たされ、そのうえで安心して暮らすために必要な事やモノ、心が幸せだと感じることをも暗示してくれるのです。本書ではそんな月の星座を、より深く、細やかに、専門的にひも解きます。たとえば1章では、月が人の心にどのように心理的な作用をもたらすかを。2章では月の星座の基本的な概要を。3章では具体的に、あなたの月の星座についてを紹介。たとえば子ども時代に培われた無意識の性質や、初対面でどう人と接するか、母親との関係、人間関係の営み方、一人でいるときは? 安心を得る方法は?さらにストレスの解消法や、健康法など、こまやかにつまびらかに、説明します。さらに4章では、太陽星座との角度によって、もたらされる効能を。5章は具体例を。6章ではチャーミングな英国王室の面々を、ホロスコープをもとに解説……と、月の星座を通して、多角的にあらゆる方向から、読み解きます。わからないから不安になる。そんな毎日を少しでも生きやすくするために。『月の占星学』で自分の月の星座を知り、月の星座が意味するコトをいかして、より豊かな時間を過ごしてみませんか?
これは、米国政治のキャスティング・ヴォートを握る黒人たちに突きつけられた「保守」からの革命の書だ!「差別されている! 」といくら泣き叫ぼうと、自分の未来は変えられない。米・民主党からエサを与えられ、尻尾を振って投票する「奴隷農場(プランテーション)」から抜け出して(ブラックアウト)、自分の能力と可能性に気づき、本当の自由を手に入れよ、と呼びかける衝撃的な内容。「新たな奴隷制」からの解放を訴える圧巻の独立宣言。ブラックアウトがなされた後、アメリカはもう一度復活する!!間違いなく今後の米国史を動かし、やがて21世紀の革命家と称されるであろう黒人女性の記念碑的処女作。日本の若き女性国士にして、最も勇気あるジャーナリスト・我那覇真子(がなはまさこ)を翻訳者に迎え、ついに運命の邂逅(かいこう)。あなたの知らない「本当のアメリカ」、そして「アメリカが正義と力(パワー)を回復するために進むべき道」がここに示されている。本書を読まずして、今後の日米関係は一切語れない。原著:『BLACKOUT HOW BLACK AMERICA CAN MAKE ITS SECOND ESCAPEFROM THE DEMOCRAT PLANTATION』 は、全米で50万部突破の大ベストセラー!その待望の翻訳書。著者は2022年11月の米国中間選挙で共和党の勝利が実現すれば、2024年トランプ復帰で入閣も、さらにその先は大統領候補としても期待される逸材です。韓国語版翻訳、ブラジルポルトガル語訳版翻訳等、世界各国で続々と翻訳作業が進行中。
「差別はいけない」「弱者・少数者は社会によって守られるべきだ」「多様性を尊重しよう」……どれも正しく、当然のことだ。異論を言う人はまずいない。倫理的にも政治的にも正しいと言えるだろう。だが、一部にはポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ=ポリコレ)を、恣意的に拡大解釈し、利用しようとする動きがある。「多様性を認めよ」と言いながら、自分が考える以外の一切の異論は認めず、モンスター的に追い詰める。ポリコレ先進国・アメリカでは、「キャンセルカルチャー」と称してかつての大統領の銅像を引き倒したり、「差別されてきた弱者だから、放火・暴行や略奪も許される」と主張する犯罪行為さえ激増。また、性的少数者をめぐるトラブルや、新しい差別も増加している。一方、日本では「お母さん食堂」が批判され、「肌色の色鉛筆」は消え去った。子どもたちは学校で「あだ名」をつけることも許されず、一部の伝統行事や文化も、過剰なポリコレにより消滅しかねない。少数者の権利を認め共生しようとするのでなく、少数者のためという名目で多数者を迫害しようとすることは、「機会の平等」でなく、「結果の平等」のみを求めること。そして、誰も幸せにならない「新たな不平等社会」を創造するだけなのではないのか。多くのノンフィクション作品で高い評価を受けてきた著者が、忠実で丹念な取材力を基本に、過剰な「ポリコレ」の正体を明かし、警鐘を鳴らす。公平と平等について改めて考えるための刺激的な1冊。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。広告代理店「集英企画」に勤める吉岡としのりは、今日もダメな後輩の尻ぬぐい。ある日、大学時代の先輩・田中恵子のススメでコの字酒場の扉をおそるおそる開く。コの字型カウンターならではの人と人のふれあい、店主自慢の酒と肴、恵子との恋……。吉岡はコの字の魅力にハマっていく。実在のコの字酒場を舞台に繰り広げられるグルメ&恋愛漫画。コの字酒場で呑みたくなる加藤ジャンプのエッセイも収録。
好奇心を突き動かしつづけるのは「知識」であり、知識を得るには「労力」が必要だ。いっぽう、幼少期の環境に由来する「好奇心格差」は、深刻な経済格差に発展しかねない。はたして、いま私たちが自分のために、そして子どもたちのためにできることとは? 好奇心がいかに生まれ、育まれ、なぜ人間に好奇心が必要なのかを、多彩な例を引きつつ解明。親、教育者、そして知的意欲に溢れるビジネスマンまで必読のノンフィクション。
人間・秋篠宮の実像がいま明らかになる。「令和」という新時代を、皇嗣として迎えた秋篠宮だが、コロナ禍のもと皇室行事の多くは中止を余儀なくされ、長女の結婚問題にも揺れた。弟として、父として、皇嗣として、何に悩み、何を考え、何を語っていたのか。激動の5年間、秋篠宮邸に合計37回通ったジャーナリストによる唯一無二のインタビュー録。***「二人はそれでも結婚しますよ」「最近はSNSでの情報拡散も多々あります。かなりけしからん記述も見られますが、それらまで含めて対応するのは、とてもできることではありません」「ある一定の年齢を超えた時期に、余生を大事にすることは、それが天皇であっても同じ人間として人間的に生きる権利という観点からも大切なことではないかと思いました」「私の『自由』は、頭の中の自由が一番大切になります」「地方に母が出かけるというので、ものすごく泣いたという思い出は鮮明に残っていますね」――いずれも本書に収録された秋篠宮の発言。(底本 2022年5月発行作品)
「結婚式は不要不急なんかじゃない」大切な人生の節目をふたりとともに創る。どんなときも「最高の結婚式」を追求する――コロナ禍でウェディングプランナーは何を想い、新郎新婦にいかに寄り添ったのか。結婚式の火を灯し続けたプロフェッショナルたちのドキュメンタリー2020年春以降、ほとんどの式が延期・キャンセルになり、大打撃を受けたブライダル業界。その裏側には、新郎新婦とともに葛藤するプランナーたちの姿があった。現場のリアルなエピソードが満載!【目次】Chapter 0 「ウェディングプランナー」という仕事Chapter 1 新郎新婦の「家族」になる。コロナ禍で気づいた結婚式の本質 木村杏佳Chapter 2 エグゼクティブプランナーの葛藤。新郎新婦とともに悩み、ともに前を向く 田端亜希子・Story 1 究極の目標は「結婚式」というものを通しておふたりに幸せになってもらうこと 城内菜々・Story 2 ウェディングプランナーとともに結婚式を創る「パティシエ」という仕事 高田恵里Chapter 3 人真似でない、自分なりのチームづくりを目指す新米支配人の奮闘記 赤井隆晃Chapter 4 距離を超えて、想いをつなぐ。「オンライン」による新しい結婚式の形 日高みゆき・Story 3 ウェディングプランナーとともに結婚式を創る「料理人」という仕事 青木 悠・Story 4 経営理念を現場で体現する「支配人」という仕事 鈴木大翔Chapter 5 結婚式まであと10日。当日を徹底的にイメージし、ベストを追求する 中村奈保・Story 5 当日を正確に想像できるのは私だけ。だからこそ結婚式の魅せ方にこだわり続ける 坂本理奈・Story 6 ウェディングプランナーとともに結婚式を創る「映像・写真・デザイン」という仕事 杉山雄太郎Chapter 6 結婚式は「不要不急」なんかじゃない。私のアイディアでおふたりを幸せにしてみせる 柳 麻祐・Story 7 ウェディングプランナーとともに結婚式を創る「司会者」という仕事 松本留美子Chapter 7 「一貫制」を手放して初めて気づいた担当プランナーが創る結婚式の価値 藤井菜実Chapter 8 現状に満足してはいけない。ブラスにはまだまだできることがある 重岡直翔Chapter 9 「結婚式の本質」がより問われる時代に。だからこそブラスでしか提供できない価値を届ける 鈴木温子
「総理、緊急事態宣言を出すべきです」未曽有のパンデミックを前に、この男はどう戦ったのか?初めて明かされる前コロナ担当大臣、苦闘の全軌跡!政治に何ができるのか。自分に何ができるのか--。緊急事態宣言に効果はあったのか?給付金の目的は?人々の苦しみ。都知事との確執。専門家の分析。そして政界の動き。あらゆる情報を集め、議論を交わし、時に激し、涙した男が語る578日間戦記。
学習障害(LD)の一つ、読字障害(ディスレクシア)であることをカミングアウトし、啓発活動を行う27歳の著者が綴った「生きづらさ」と格闘した半生、その中で考えた障害のこと、支援のこと、社会のこと……。「もう子どもたちを苦しめたくない」という熱い想いが胸を打つ一冊。
46歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫とそれを見守る妻絶望の淵にさした光、仲間たちとの出会い、当事者とその家族だから伝えられること。京都市の下坂厚さんは46歳の夏、アルツハイマー型若年性認知症の診断を受けました。簡単な計算を間違えたり、家に忘れ物をしてきたり、なんだかおかしいな……ということが少しずつ増え、もの忘れ外来を受診。「病名を聞いたときは、比喩でなく、本当に目の前が真っ暗に……」。診断後、働いていた鮮魚店を辞め塞ぎ込んでいた下坂さんを、妻の佳子さんは見守り続けました。そんな絶望の淵に光がさします。認知症当事者を支援する団体との出会いをきっかけに、下坂さんは介護施設でケアワーカーとして働き始めます。そして、同じ病気の人の姿を見て勇気づけられたように、自分を見て勇気づけられる当事者や家族はきっといるはずという思いから、現在は認知症について広く知ってもらうための啓蒙活動にも尽力しています。若年性アルツハイマー型認知症と診断された夫とそれを見守る妻が、当事者とその家族だからこそ伝えられることを綴る1冊です。第一章 46歳、認知症になる第二章 絶望から希望へ第三章 当事者だから、できること第四章 認知症と向き合うということ第五章 夫婦のこと、写真のこと、これからのこと関係者に聞く 「認知症の当事者の方に働く場所を提供するという取り組み」
YouTubeのほうが面白い。もう、オワコンだ。――テレビを取り巻く環境が激変しているが、本当にテレビ番組には、娯楽コンテンツとしての魅力がなくなってしまったのか? 現役放送作家によるテレビ界激動の10年(2012〜22年)のバラエティ番組批評。(初出は『読売新聞』夕刊での月一連載)
誰もがまだ何者でもなかった70年代後半の青春ドキュメント「如月小春」――80年代「小劇場ブーム」を代表する劇作家、演出家、文筆家。テレビでも司会者等で活躍したが、2000年、病気のため急逝、44歳だった。1970年代後半――如月小春、野田秀樹、中村勘三郎、渡辺えり子、村上龍、村上春樹、サザン・オールスターズ、松任谷由実、イエロー・マジック・オーケストラ、秋元康、タモリ、さんま、タケシ、ビル・ゲイツ、スティーヴ・ジョブス、孫正義……まだ無名だったこんな人たちが一斉に走り出す、それはなんとも奇妙な時代だった。変化の時代の証言をいま。80年代「小劇場ブーム」を代表する劇作家・如月小春の学生時代の劇団「綺畸」にスタッフとして参加した主人公の眼を通して、ほとんど語られることのなかった’世に出る’前の如月の姿を描く。同時に70年代から80年代へといたる演劇状況の動向、世の動きと大学生の生態をリアルに記述する歴史の証言=ノンフィクション小説。
生涯五万五千食の美味を選りすぐった名著!『パイプのけむり』シリーズを始め、名随筆家と知られる作曲家團伊玖磨氏。中でも食随筆のファンは時代を超えて増えるばかりだが、数多い著作の中でも、幻の名著といわれる今作品が没後二〇年を機に装いも新たに登場。五万五千回の食事の記憶から、印象深い一皿一皿をユーモアと機知に富んだ筆致で描いたひと一冊。「海亀」「香港の蟹」「あざらし」「鰻」「虎骨木瓜酒」ほか今では食べられない幻の一皿から日常の何気ない料理まで滋味溢れる筆致で描いた、これぞ食随筆!の一冊。解説はエッセイストの平松洋子さん。
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妻に異変が起きたのは、結婚4年目、彼女が29歳の時だった。摂食障害、アルコール依存症……。介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くにわたる自らの体験を、貧困ジャーナリズム賞受賞歴もある朝日新聞記者が克明に綴る。
福島第一原発事故から一〇年が過ぎた.多額の復興予算は,当事者不在の公共事業や検証なく繰り返される除染などに費やされ,さらに原発事故の傷跡を覆い隠す「復興五輪」が強行された.地元住民を置き去りにする偽りの「復興」は福島に何をもたらしているのか.住民らの苦悩と闘いをカラー写真とルポで描く好評シリーズ第4弾.
「幸せの分母を増やす」。プロサッカー選手になることを諦め、先生になった。その後、鳥羽は料理の世界へとギアを変えた。27歳で料理の世界へ。数多くの苦境や挫折を乗り越え、ミシュランを獲得するスターシェフへ登りつめた。最注目シェフ兼実業家による人生哲学。なぜ、鳥羽の店は常に満席なのか?鳥羽は言う。「ぼくは(食の世界に)選ばれた人間だと思う。待遇があまり良くないと言われる食の世界を変えていきたい。食を通じて、愛を配り続けます。プロと一流の違いは愛の濃さだと思うんです。お客さんへの愛、クライアントへの愛、愛があれば、最高の想像力が生まれるし、プラス最高の技術で仕事をすれば、それが人に幸福をもたらす。もう、そこの差しかない」1章 料理に出会う2章 店をつくる3章 センスを磨く4章 会社をつくる5章 厨房を去る6章 シェフに至る道
新日本プロレス、全日本プロレスの創設と時を同じくして、50年もの長きにわたりプロレスを撮り続けたベテランカメラマンによる、140点の秘蔵写真。猪木、馬場はもちろん、鶴田、藤波、天龍、長州、三沢、マスカラス、ブッチャ――国内外を問わず、懐かしい顔と技がここに大集結。撮影秘話も満載!! ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
二千人を看取り、自らもがんを経験した著者の船戸崇史医師。30年近くに渡る在宅緩和医療の経験から見えてきた「幸せの本質」を1冊の本にまとめました。 死を目の前にして、人は何に幸せを感じるのか、後悔を残さない生き方とは何か、を実体験に基づいた深い視点から描いています。著者は「死を覚悟することは終わりではない。なぜなら、死を直面した方が人生は深まるから」と言います。しかし現在は日常から「死」が隠されている時代です。それゆえに現代人は本当の幸せを実感しづらい。お金をたくさん稼いでいても楽しそうではない人。家族や職場の人間関係にストレスを感じている人。将来に漠然とした不安を抱えながら過ごしている人。過去の後悔に囚われている人。現代人は様々な葛藤を抱えながら生きています。そんな私たちが亡くなった方々の生きざまを知ることにより、少しだけ自分の人生に勇気をもらえるかもしれません。不安や後悔、様々な葛藤を抱えている人にぜひ読んでいただきたい1冊です。
第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。日本有数のドヤ街として知られる東京・山谷。この地で2002年に民間ホスピス「きぼうのいえ」を創設した山本雅基氏と妻・美恵さんは、映画『おとうと』(山田洋次監督)のモデルとなり、NHK『プロフェッショナル』で特集されるなど「理想のケア」の体現者として注目を集めた。ところが、現在の「きぼうのいえ」に山本夫妻の姿はない。山本氏は施設長を解任され、山谷で介護を受け、生活保護を受給しながら暮らす。美恵さんは『プロフェッショナル』放送翌日に姿を消し、行方が分からないという。山本氏は、なぜ介護を担う立場から受ける立場になったのか。なぜ美恵さんは出て行ってしまったのか。山本氏の半生を追う中で、山谷という街の変容と、特殊なケアシステムの本質を見つめた、第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。選考委員絶賛!●星野博美氏――「助ける側と助けられる側の境界線が曖昧な、山谷の特異な寛容性を見事に描ききった」●白石和彌氏――「人間を見つめるとは、どういうことか改めて勉強になりました」●辻村深月氏――「ユーモアを交えつつも、何かや誰かを否定するスタンスを決して取らないのが素晴らしい」
大坂なおみの母が明かす、自由を求めて故郷を飛び出してから、なおみがチャンピオンになるまで。喜び、その後の苦悩、そして今ふみだそうとする、新たなスタート。「自由に生きたい!」北海道の保守的な家庭を飛び出し、駆け落ち同然でハイチ系アメリカ人と結婚。二人の娘たちがまだ幼い頃、「ウイリアムズ姉妹のようなトップのプロテニス選手にしたい!」夫がひらめいたときから、一家四人の過酷な旅が始まった。頼る人もなく、テニス業界についての知識もなく、お金もない中で、今日一日、あともう一日、と’光の見えないトンネル’を走り続けた。努力が実を結び、なおみがチャンピオンに。喜びのあとにおとずれた、とまどい、不安。悩んだ末に、また歩き出した今の思いを綴る。
人生に行き詰まりを感じ仕事を辞めた男・上田。至福の日々も束の間、迫りくる不安に対抗すべくもがきはじめるが――内省と実験の果てに訪れるまさかの「哲学的」展開とは?衝撃の体験談!
言い訳――窮地を脱するための説明で、自分をよく見せようとする心理が働くので、大方軽蔑の対象になる。しかし文豪たちにかかれば浅ましい言い訳も味わい深いものとなる。二股疑惑をかけられ必死に否定した芥川龍之介。手紙の失礼を体調のせいにしてお茶を濁した太宰治。納税額を誤魔化そうとした夏目漱石。浮気をなかった事にする林芙美子等、苦しく図々しい、その言い訳の奥義を学ぶ。(解説・郷原宏)
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事が世界を変えた。映画界で権力を誇る有名プロデューサーが、女優や従業員らに性的虐待を行ってきた衝撃の事実。報道の背景には、二人の記者による被害者への丹念な取材や加害者側との駆け引きがあった。その日を境に、女性たちは声を上げ始めた――。#MeToo運動を拡げたピュリッツァー賞受賞記事の内幕を描く調査報道ノンフィクション。
新潟県上越市にある介護老人健康施設「サンクス米山」で施設長を務める医師がいる。原田雷太郎。今年還暦を迎える内科医だ。彼は約100人いる入居者の健康管理を一手に引き受けている。一人ひとりの様々な状況を把握し、健康な日常、幸せな最期を迎えられるように、原田は毎日、真摯に患者と向き合う。 これだけ聞くと、やさしい真面目な普通のお医者さん像が浮かぶ。たしかに原田は真面目でやさしいお医者さんだ。ある一点を除いては……。 原田は13年前、46歳のとき、持病である糖尿病の合併症で突然意識を失い、自宅の階段から転落する。その結果、脊椎を損傷し、首から下が動かなくなる。わずかに動くのは右手の人差し指と親指だけという重度障害者となったのだ。今でも原田の首から下は動くことはない。 普通なら、、一生、寝たきりで暮らすはずだった。しかし、原田は、重度の障害を負っても、社会人として生きること、そして、医師として生きることをあきらめなかった。幸いないことに、頭脳の機能は失われなかった。昔と違って、テクノロジーはかなり進歩している。ハイテクの車いす、ノートパソコンなどを駆使すれば、内科医として生きていくことは可能なはずだ。 原田は苦しいリハビリを乗り越え、医師として現場に復帰する。もちろん、介助は必要だ。ベッドから車いすに移るだけでも3人の力が要る。そうした援助には深い感謝の気持ちを持っている。しかし、患者さんにとってもっともよき医師となっている。これは奇跡の物語ではない。また、障害者と社会といった大きなテーマを扱ったものでもない。「あきらめない男」の努力のドキュメントなのだ。
海外の犯罪者たちの間で、日本人は格好の標的となっている。なぜ日本人ばかりが狙われ、騙されてしまうのか。「親切」「NOと言えない」「子どもに弱い」等々、日本人の国民性につけ込んださまざまな犯罪の手口を具体的に解き明かし、トラブルを回避するための対応策を提言する。巻末に「あなたを守るチェックシート」収載。(※本書は2002/09/01に発売し、2022/4/26に電子化をいたしました)