【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
話は誰でもできる。だからこそ、上手に話すことは難しい。日常の座談では、何を、どう話すか。大勢の聞き手を相手にするときに気を付けておくことは。声の出し方、間の置き方はどうする? 一人で喋るな、黙りこむな。お世辞、毒舌、愚痴、自慢は、やりすぎると嫌われる。ほら吹き、知ったかぶりは恥ずかしい。人生のあらゆる場面で役に立つ、’話術の神様’が書き残した〈話し方〉の教科書。(解説・濱田研吾、久米宏)
同世代の小田和正と比較され「動の小田、静の財津」と言われるなど、物静かなイメージの財津和夫。本書では、そんな財津が癌や更年期障害を乗り越え、サウンド志向だった過去の自分から脱却し、詞の重要性に目覚めて新たに曲を書き下ろすまでを描き切る。コロナ禍で苦闘する財津の生き様を通し、往年のファンに勇気を与えたNHK「ザ・ヒューマン」の番組内におけるインタビューを担当ディレクターが全面改稿。番組未収録エピソードや本書独自インタビューも満載した、財津和夫の現在を描く決定版的一冊。
帝国陸軍随一の人間愛あふれる樋口季一郎将軍の物語日独伊三国同盟の下、ハルピン特務機関長として数万人のユダヤ難民を飢餓と凍死から救い出し、北方軍司令官として「太平洋戦争最大の奇蹟」キスカ撤退作戦に力を尽くした陸軍将官の生涯!
『僕はパパを殺すことに決めた』の著者が、供述調書漏洩をめぐる検察の策謀に真っ向から反撃!検事の嘘、罠、暴言…。女性ジャーナリストが記憶力とメモを元に取り調べ19回の「攻防」をリアルに再現。
神戸児童連続殺傷事件から七年の年月が経ち、「少年A」が仮退院した。酒鬼薔薇聖斗の性的サディズムは、本当に克服されたのか!?元東京少年鑑別所法務教官が、医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育といえる「少年A更生プロジェクト」の全容を初めて明らかにした、衝撃のレポート。
11歳の少女が同級生にカッターナイフを振り上げた。いったい、なぜだ?少年院の鉄のカーテンに包まれた真実に、激しく迫る。
23年間、ここは戦場だった。3度もの戦争を体験し、最大の犠牲を強いられてきたイラクの女性たちに真の平和は訪れるのだろうか…開戦直前のバグダッドに入り、決死の現地取材を敢行した著者とイラク人女性・レイラとの約束。
人為的エラーは起きたのか――?第一線の感染症研究者、ホワイトハウス・各国政府高官、中国人医師、亡命者、軍・諜報機関の関係者ら最重要人物に直接取材を敢行。未曾有のパンデミックの裏側で起きていた出来事を多角的に徹底検証した、緊迫のドキュメント!「新型コロナはコウモリ由来で自然変異のウイルスである」。WHOは2021年の調査でそう結論づけた。だが実際は多くの事象が「武漢研究所からの流出」の可能性を示唆し、権威ある研究者の中にもそれを論じる者は少なくない。ウイルスの本当の起源はどこなのか。流出説はばぜ陰謀論として切り捨てられたのか。取材を通じて見えてきたのは、「研究所由来」に寄った論文が検閲され、公正なはずの調査団が骨抜きになり、議論が封じ込められてきた事実。そして中国共産党の世界戦略、米政権の対立構造が複雑に絡み合った権力者たちのパワーゲームだった――。「(科学者たちが)新型コロナウイルスが中国の研究所から流出した可能性を受け入れれば、それはドナルド・トランプの対中姿勢をも受け入れたことになり、大統領選挙で困った事態になりかねない。(中略)それだけでも、流出説をとんでもない理論だとか、陰謀論と呼ぶにはじゅうぶんだった」――カリフォルニア大学 物理学教授リチャード・ムラーへのインタビューより(本文抜粋)
望まぬ戦争でウクライナ人は命を落とす。世界と未来のために。ウクライナの各地で痛ましい悲劇が続いている。ウクライナの民間人の死者は3月22日の段階で約4000人、ウクライナ軍の死者は3月上旬のデータで約1300〜3000人となっている。また、ロシア軍は3月2日のロシア国防省発表で498人、3月24日のウクライナ側発表では約1万5800人と大きな乖離があるが、これもまた現在繰り広げられている情報戦のひとつなのだろう。このように大きな被害を出しながらも、ウクライナが持ちこたえている要因は何か?各国の志願兵による軍事支援やロシア軍の士気の低下などさまざまな理由が考えられるが、間違いなくそのひとつは、ゼレンスキーの演説がウクライナ国民を鼓舞し、各国の人々に支援を呼びかけたことにある。そして日本だけでなく他の国々に向けた演説はいかなるものだったのか、それについても知って欲しいというのが、本書を緊急発刊する理由である。紙幅と時間が許す限りの演説を、本書では収録した。【内容】■はじめに■ロシア軍の侵攻から……28日目ロシアのウクライナ侵攻により、この世界は不安定になりました。誰が明日を予想できるでしょう?――日本の国会でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……1日目新しい「鉄のカーテン」が、ロシアを文明世界から引きずり下ろすのです――ウクライナ市民とロシア人へのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……4日目私たちは、自分たちが何を守っているのか正確に知っています――ウクライナ市民へのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……13日目私たちが始めてもいなければ、求めてもいなかったすさまじい戦争についてお話しします――英国議会でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……16日目私が大統領に就任したとき、私たちの関係は冷めきっていましたね――ポーランド共和国議会でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……20日目この事態を子供たちにどう説明するのか、想像してみてください――カナダ下院議会でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……21日目我々はウクライナだけを防衛しているのではなく、世界のために自らの命を犠牲にしています――アメリカ合衆国連邦議会・下院でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……22日目ロシアとの交易路はヨーロッパを分断する「新しい壁」の上に張られた有刺鉄線です――ドイツ連邦議会・下院でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……24日目この戦争を始めた者たちの銀行口座を完全凍結することが必要なのです――スイスの路上集会に集まった市民や政治家へのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……25日目「最終的解決」……またその言葉が使われています。私たちの「ウクライナ人問題」について――クセネト(イスラエル国会)でのオンライン演説■ロシア軍の侵攻から……27日目ウクライナは食糧輸出国でした。しかし、ロシアの砲撃が続くなかで、どうやって種を蒔けばいいのですか?――イタリア議会でのオンライン演説■おわりに
「公益通報者保護法」が一部改正され2022年6月に施行、事業者には罰則規定も設けられる。難解な条文の意味をひもとき、これまで日本の組織で起こってきた事例をふまえ、関係者の知るべき法改正の実質、義務・制裁の必須ポイントをわかりやすく解説する
著者は言う。「質問は、大事です。質問は答えより大事です。質問がないと答えが見つからない。質問があって、答えが見つからないから、その問題を考え続けることができる」 キリスト教のことを考えると、いまさら聞けない質問・疑問がいくらでも出てくる。 例えば、「神さまはいるのか」「神さまは男か、女か」「人間は罪があるのか」「天使はどんな存在か」「地獄はどんなところか」。 なかなか聞けないことばかりだ。そんな質問・疑問に、著者は明解に答えていく。というよりも、キリスト教ではそれらをどう考えるかを明らかにしてくれる。 その解答をとおして、キリスト教の理解が深まることはもちろんだが、著者は、信仰するとはどういうことか、さらには人生や死とは何なのかに分け入っていく。というのは、キリスト教は、そうした人間が考えそうな問題について全部考えてきたことになっているからだ。 それは読めばスリリングな論考である一方で、人に思考を激しく強いるものでもある。目の前がパッと開けること、請け負いだ。
[巻頭グラビア]■表紙画 香取慎吾「幸福」を描く #Life is...■ジェニファー・ロペス、52歳 それでも「Marry Me」と言う理由■戦争、始まる。 [総力特集]ニュースな春。2022■news01 ロシア軍のウクライナ侵攻佐藤優が読み解く「プーチンの戦争」■news02 ドライブ・マイ・カー『ドライブ・マイ・カー』オスカー受賞有力これだけの理由 町山智浩■news03 入管と人権入管というブラックボックスをこじ開けるとき 中島京子×木下洋一■news04 カムカムエヴリバディジョーと同じ病気の僕が異色の朝ドラ「カムカム」の音楽を手がけるまで 金子隆博■news05 ドキュメンタリー人気 『ぼけますから、よろしくお願いします。〜おかえりお母さん〜』 『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』前代未聞の大ヒット「ドキュメンタリー映画」はこうして生まれた 信友直子×大島新■news06 性教育後進国我が子のお尻、触ってはいけないと知ってましたか?性教育後進国・日本を救え! 村瀬幸浩×真崎昌子■news07 個人間精子提供[シリーズ精子提供 最終回]レズビアンで子どもを望んだ私たちはゲイのドナーの精子で「家族」が増えた 内田朋子[創作]■【小説連載】窪美澄 待望の最新長編小説「ぼくは青くて透明で」■【小説連載】中野信子 衝撃の初小説「Gift」II sweet testament■【マンガ連載】はるな檸檬「ファッション!! 」vol.14
人と人を結び、新たな価値を生む、「つながる人」になろう。元ラグビー日本代表キャプテンが、多くの仲間たちと挫折を乗り越え課題を解決し、現役引退後に学び直し独立し、考えに考え抜いてようやくたどり着いた、これからの時代に必要な私たちの「新しい関係性」。「キャプテンなんて、なりたくなかった」と語る著者が、長年のキャプテンとしての体験から提案したい、今こそ必要な「相談される力」のすべて。
人知を超えた凶悪殺人犯たち。彼らはなぜ生まれたのか。――犯罪大国アメリカで実際に起きた凶悪殺人事件の真相に迫る、犯罪ドキュメンタリー番組を初書籍化。収録するのは、’シリアルキラー界のカリスマ’テッド・バンディから、2010年代の最新事件まで、ラインナップの妙が光る全10ケース。事件概要と、平山夢明による解説をテキストで再構築し、完全収録した。番組に出演する大谷亮平、谷山紀章のインタビューも特別掲載。
すべての棋士にはドラマがある――。大好評だった文春将棋ムックの第2弾、観る将ファンに向けた「読む将棋」の決定版です。【読み物】[若人たちの群像ルポ]藤井時代か、藤井世代か 大橋貴洸/伊藤匠/服部慎一郎/高田明浩(野澤亘伸)[棋士がよみとく]藤井聡太・豊島将之 真夏の十二番勝負(勝又清和)[父親二人が振りかえる]伝説の「親将ブログ」(宮田聖子)[川島滉生さんに聞く]「あの写真」の少年はいま(宮田聖子)【Interviews】佐藤天彦九段 自分らしさを盤上で表現したいと思い、振り飛車を指したんですよ八代弥七段 まずは自分の同世代の中で突き抜けていきたい飯島栄治八段 40代に入ってからキャリアハイって凄くないですか?加藤桃子清麗 里見香奈さんと奨励会試験で対峙した日のこと中川大輔八段 師匠が、「最新形をマスターしたい」と僕のアパートにきた近藤正和七段 絶望の中で生まれた新戦法’ゴキゲン中飛車’誕生秘話澤田真吾七段 プロ入り後も三重県を拠点にしている理由とは読売×朝日×東京 「将棋記者」のおしごと石井健太郎六段×青嶋未来六段×黒田尭之五段 オールラウンダー座談会【Comics】山口恵梨子(えりりん)の女流棋士の日々 出張版(さくらはな。)盤記者! 番外編(松本渚)イトシンTVの舞台裏(嫁P)【Columns】努力と才能はどちらが大事ですか?(上田初美)棋士はロックなんか聴かない?(遠山雄亮)[棋士・女流棋士が綴る]将棋会館の思い出(武富礼衣/山口恵梨子/糸谷哲郎/中村太地/上村亘/高野秀行)数字で読む将棋1〜2(君島俊介、相崎修司)
なぜ、アントニオ猪木は人を惹きつけるのか――プロレスファンでなくても知っている、その圧倒的存在感と魅力の根源を、これまでの人生から徹底検証する。デビューから60余年、リングの内外で起きた’事件’、世界中の強豪選手を相手に闘った姿、政治の場で示した抜群の行動力……その時々の猪木の行動と発言を精緻に描写する。ひとたび興味を持てば「猪木に魅せられ、心を奪われてしまう」理由が、本書で明解に!!
ムダな出社を命じられる、在宅勤務なのに疲れる、新人が職場に馴染まない。コロナの感染拡大が落ち着くと、多くの企業は瞬く間に出社へと切り替えた。日本でリモート改革が進まない原因は、閉ざされた組織に巣くう特異な「承認欲求」にある。 誰もが持つ認められたい気持ちをコントロールし、満たされるにはどうすればいいのか――組織研究の第一人者が、日本的「見せびらかし」文化の挫折と希望を解き明かす。
世に不倫は数多い。2020年のある調査によれば、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強。とりわけ「働く既婚女性」の不倫が増加中だ。ではなぜ有名人の不倫ばかりがバッシングされるのか。「愛のある」不倫も許されないのか。そもそも結婚制度とは、人間の本能とは――。脳科学者と国際政治学者、異分野の知性が語り尽くす男と女、メディア、国家、結婚の真実。
「JKだけが人生だ」現役女子高生と結婚して子どもをつくって即離婚仕事のできない最悪のクズ人間でも月収100万円オーバー合法JKビジネスのすべてがつまった禁断の書「JKリフレ嬢あるある」 「合法JKナビ」「池袋派遣型リフレJKMAX」 運営者、衝撃の告白!本書は桑田がかかわってきたJKビジネスの実態について体験談を交えながら考察したものだ。桑田が愛した女子高生とJKビジネス、そしていま心血を注いでいる『JKMAX』について余すことなく絞り出し、面白おかしく書かせていただく。すべて本音で門外不出の裏情報を公開する以上、JKビジネス業界関係者が「それを書くの!?」と脂汗を流す内容も含まれるだろう。勉強机の鍵つき引き出しに隠していた日記帳のように、誰にも読ませることなく、墓場まで持っていくべき黒歴史かもしれない。(「はじめに」より)
世界中が絶賛!イギリス法医学者が体験した9.11、ダイアナ妃の死、その他犯罪や事故による様々な死体から見た、生きるということ。
帝国陸軍随一の人間愛あふれる樋口季一郎将軍の物語日独伊三国同盟の下、ハルピン特務機関長として数万人のユダヤ難民を飢餓と凍死から救い出し、北方軍司令官として「太平洋戦争最大の奇蹟」キスカ撤退作戦に力を尽くした陸軍将官の生涯!
普天間基地移設問題の最前線としての名護市辺野古――。しかし、そこには地域の歴史があり暮らしがある。キャンプ・シュワブとどのような関係にあるのか、普天間基地移設の候補地としてなぜ辺野古が浮上したのか、「条件つき受け入れ容認」とはいったい何を意味するのか。二〇年にわたり現地でフィールドワークを続ける社会学者が、親愛の情を込めて描く、辺野古を知ってもらうための初めの一冊。
コロナ禍で命を落とした不世出の外交官は、秘録と呼ぶべき経験と日本の課題、そして真の脅威についてつぶさに書き遺していた。世界を巻き込んだ湾岸戦争、イラク戦争における外交の舞台裏。幻の普天間基地移設プラン――外務官僚の枠を超え、難題の真っ只中に自ら飛び込み続けた「特命外交官」による圧巻のノンフィクション。
「NHKの顔」だった著者も気づけば若手に席を譲る世代に。定年まで粛々と……と覚悟するも、内心「仕事」と「やりがい」のバランスが保てない。そこへ関心があった福祉分野での求人を知りまさかの転職! 超安定企業を辞める決心と家族の反応、新天地での苦労、それでも思い切って良かったと実感する現在までを綴る転職体験記。
それはもはやレースではなく、サイレンススズカという馬ただ一頭のパフォーマンスのためにショーアップされた舞台のようなものだった――(「奇蹟の馬 サイレンススズカ」より)。常に美と速く走ることだけを追求し、進化を強制された芸術、サラブレッド。人間が作り出した競馬という舞台で輝いた名馬たちの物語を鮮烈に描いた感動ドキュメント!
混迷のアフガニスタン情勢の理解に必須の通史!911同時多発テロ事件とその後のアフガニスタン空爆から20年。西側が支援した新共和国が崩壊し、再びタリバンが実効支配下に置いたアフガニスタン。英国、ソ連、米国…介入してきた大国の墓場と呼ばれてきたこの国の複雑極まりない現代史を、切手や郵便資料も駆使しながら鮮やかに読み解く。
少子化が進む韓国、中国。少子化と無縁なイスラエル、支援の充実で少子化を防ぐヨーロッパ諸国…。記者たちの徹底ルポで世界の少子化の現状と日本の行く末を考える。
※本書はリフロー型の電子書籍です。ご購入前にお使いの端末にて「無料サンプル」をお試しください。【田中角栄にも三島由紀夫にもなれなかった根源――その虚像と実像】これほど時代と添い寝した文学者、政治家も稀であろう。敗戦からわずか一〇年後に発表した『太陽の季節』で翌年、芥川賞を受賞(当時史上最年少)。映画『太陽の季節』は実弟・石原裕次郎出演で大ヒットとなり、「太陽族」は社会現象となる。文壇においては、三島由紀夫に激賞され、その地位を築くが、三島事件の年、政治家となった石原が自民党内批判をする言に対し、三島は「士道にもとる」と新聞紙上で批判し、袂を分かつ。晩年、石原は田中角栄の金権政治批判の急先鋒であった過去を打ち消し、角栄を「天才」と称える。石原慎太郎の知られざる内奥生前、封印された「昭和天皇の戦争責任論」発言を所収!〈永久保存版〉スクープ評伝!【本書の目次】第一章 『太陽の季節』と石原慎太郎第二章 石原裕次郎--昭和の大スター兄弟第三章 「天皇陛下、敗戦の日に自決すべし」発言と三島由紀夫の天皇観第四章 「青嵐会」血判事件と美濃部革新都政への挑戦第五章 石原裕次郎死す第六章 「私が尖閣諸島に灯台を建設した」に日本青年社が激怒第七章 総裁選出馬と最下位得票四八票第八章 一九九五年、なぜ石原慎太郎は永田町を去ったのか? 第九章 ノーベル賞作家より東京都知事の座第一〇章 会見でペットボトルに入った煤を撒く第一一章 外形標準課税導入と「三国人」発言の波紋第一二章 銀座に装甲車と羽田空港再拡張第一三章 東京都「尖閣諸島購入計画」の頓挫第一四章 橋下徹との合流--最後の野望第一五章 小池百合子一族と石原家--半世紀にわたる恩讐第一六章 田中角栄批判の急先鋒から一八〇度転換終章 我が友・石原慎太郎へ 亀井静香
本当の自由はどこにあるのか?「本物の世界」を求めて、遊牧民の暮らすアフリカに旅に出たら、そこで待っていたのは放射能に汚染された砂漠だった。各氏、推薦!「砂漠のブルーズ」で注目されたトゥアレグ族。ラクダでサハラを横断するキャラバンに同行するドキュメンタリーを撮ったアリサは、放射能汚染や近代化に脅かされる彼らの世界の行方を勇気ある取材で記録しています。ピーター・バラカン[ブロードキャスター]テネレ砂漠に霞む『風の樹』を見おさめると、砂嵐に追い立てられるようにオレは走り去った。その一週間後の『風の樹』を目撃した人と、20年後に大駱駝艦の楽屋で会ったのは奇跡である。篠原勝之(KUMA)[ゲージツ家]サハラ砂漠の最深部で、ラクダの塩キャラバンに同行した記録の美しさに息を呑んだ。著者はトゥアレグの人に「ティシューマルト(放浪する女)」と言われた日系フランス人女性。フランス語が通じない人々の中にもタマシェク語で接しながら入っていく。石田昌隆[フォトグラファー]サハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ族の日常は、生死を賭けた大冒険だった。ラクダを購入し、ソーラーパネルを担いで、サハラ砂漠で1000年以上前から続く塩キャラバンに帯同、ニジェールでラクダを保有し、「本物の世界」を体験できる砂漠ツアーを主催する著者。トゥアレグと結婚し、日本、フランス、アフリカと3つの拠点を行き来しながら20年以上にわたり取材をして見えてきたトゥアレグの実態と魅力とは。この時代に、トラックではなく、わざわざラクダを使って交易をするのはなぜなのか? 本当の自由はどこにあるのか?【目次】第1章 砂漠との出会い第2章 はじめてのトゥアレグ第3章 Caravan to the future第4章 密航ルート第5章 放浪する女第6章 サハラ・エリキ第7章 原発とテロ第8章 放射能の砂漠第9章 自由への帰路
86歳の今も現役でラジオにテレビに活躍し続ける湯川れい子さん。戦後、女性初の音楽評論家としてDJとしてジャズやポップスを日本に紹介し、ラジオやテレビの寵児となった。ビートルズの単独インタビューやエルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、シンディー・ローパー、オノ・ヨーコら世界の大スターとの交友でも知られ、この本ではジョン・レノンとオノ・ヨーコの秘話も明かしてくれた。作詞家としても「センチメンタル・ジャーニー」や「六本木心中」など、昭和を彩るスターたちの数々のヒット曲を手がけ、女性初の作詞家協会の会長にもなった。そんな湯川さんが今、絶対的に伝えたいのが「戦争反対!」と「差別反対!」。太平洋戦争の最中に子供時代を過ごし、父と兄を失い、疎開も経験した。だからこそ無責任な命令と人命の軽い扱いには憤りを隠さず声を上げ続けてきた。さらに仕事上の「女性差別」や「いじめ問題」にも堂々と意見を公開してきた。フリーで仕事を続ける女性がキャリアを積む過程で直面した、さまざまな差別や壁を乗り越えた話には説得力があり、現代の働く女性への熱いエールともなる。また、86歳まで現役で働き続けるための健康法や生活の指針も興味深い。この本は、夢を追い続ければきっとかなう!とひたむきに生きた働く女性の昭和史であり、現在のさまざまな問題への’正論’提起でもある。世の中が戦争へ歩むときの空気や、地球環境の変化・食料不足がもたらす情勢の変化などにも警鐘をならす。まさに時代のカナリアとしての「大切なことを伝えたい!」と願う渾身の一冊である。